商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2020/02/07 |
JAN | 9784093887571 |
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商品レビュー
4.2
26件のお客様レビュー
この本を読んでから、事件に対する見方が180度変わった。ただ事件を非難しているだけの人程、手に取って読んでほしいと願う。 般若の「2018.3.2」のMVを見て、事件を再認識し、虐待死の有名な事件として知っていただけだった。なんとなく知っていた事件だなぁと思い、何も考えずに読み始...
この本を読んでから、事件に対する見方が180度変わった。ただ事件を非難しているだけの人程、手に取って読んでほしいと願う。 般若の「2018.3.2」のMVを見て、事件を再認識し、虐待死の有名な事件として知っていただけだった。なんとなく知っていた事件だなぁと思い、何も考えずに読み始めてしまった。読みながら涙が止まらなかった。 SNSで[他人の生活]を簡単に覗けてしまう今の時代こそ、「自分の子供はこうであってほしい」という両親の呪いに苦しめられる結愛ちゃんのような子が、たまたま今見えてないだけで、私達が思ってるよりずっと近くにいるのかもしれない。 子どもへの教育が思わぬ形で虐待にもなるし、自分の過去や、自分の両親に対して精神的な決別が出来ていないと、こうも次の世代にも遺恨を残してしまうのか、とかなり考えさせられる本だった。船戸雄大さんの遺恨が、まざまざと船戸優里さんや結愛ちゃんに降り掛かっていているようで、本当に読むのが辛かった。 残酷ではあるけれど、他人を思い通りに動かすには、支配をすることが 手頃で簡単な方法なんだと痛感した。そんな残酷な方法だから、代償として人を壊してしまうし、次の世代にも呪いとして残り続けてしまう。 どんな事があっても「相手を支配しないこと」を肝に銘じておきたい。 本にして伝えてくれた優里さんの勇気に胸が打たれたし、「本を読むことが好きになった」と書かれていた所を読んで、勝手に少しだけ安心してしまった。 どうか、優里さんが安心感をもって、好きな本を沢山読んでいられますように。
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船戸優里さんが、夫に対する違和感を覚えたときから、娘さんを亡くしてしまうまでの一連の出来事やその時に感じていたことが書かれています。 彼女も親として加害者であり、同時に夫からのDVの被害者だったようです。そのような立場から綴られた文章からは、家庭内で封鎖され、心理的なコントロー...
船戸優里さんが、夫に対する違和感を覚えたときから、娘さんを亡くしてしまうまでの一連の出来事やその時に感じていたことが書かれています。 彼女も親として加害者であり、同時に夫からのDVの被害者だったようです。そのような立場から綴られた文章からは、家庭内で封鎖され、心理的なコントロールを失っていく人間の心理状態やその変遷を知ることができました。DVや子どもの虐待などの問題をより身近に捉えることができました。
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心理的虐待によって人がどのように変わってしまうのかが分かる。事実を知るということが、こんなにも苦しいものかとやるせない気持ちになった。しかし、子育て世代にはぜひ読んでもらいたいとも思う。今でも子への虐待がニュースになる世の中が終わるためにも。
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