商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2020/01/28 |
JAN | 9784309207902 |
- 書籍
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暇なんかないわ大切なことを考えるのに忙しくて
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暇なんかないわ大切なことを考えるのに忙しくて
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商品レビュー
3.7
24件のお客様レビュー
ゲド戦記の作者 子供は言われたことを信じないといけない。子供にとって、進んで信じることは生き続けるために、人間らしくなるために必要なこと。 教えられることに耳を傾けてそれを信じなくてはならない。情報が妥当であるかテストすることは常に許されるべきだが、同時に危険を伴う。 道路に飛...
ゲド戦記の作者 子供は言われたことを信じないといけない。子供にとって、進んで信じることは生き続けるために、人間らしくなるために必要なこと。 教えられることに耳を傾けてそれを信じなくてはならない。情報が妥当であるかテストすることは常に許されるべきだが、同時に危険を伴う。 道路に飛び出したら?コンロの赤くなったバーナーを触ったら?ということはテストすることなく信じた方がいい。学ぶことが多すぎて全てをテストすることは不可能だ。本能的に死っていることがほとんどないので、世界をどのように把握し、その中で生きて行く道をどうやって見つけるかに着いて基本的パターンを人に示してもらわないといけない。
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ル=グヴィンの生前最後のエッセイ集だと本屋で見て購入。 でも、最初だけ開いて以降、数年、続きを読む事ができなかった。気力がないという理由で。 それが久しぶりに開いて見ると、するする読めるようになっているのは、ようやく、人の話をちゃんと聞ける自分になって来たせいなのかもしれ...
ル=グヴィンの生前最後のエッセイ集だと本屋で見て購入。 でも、最初だけ開いて以降、数年、続きを読む事ができなかった。気力がないという理由で。 それが久しぶりに開いて見ると、するする読めるようになっているのは、ようやく、人の話をちゃんと聞ける自分になって来たせいなのかもしれない(だといいな)。 そんな風に、この人のエッセイは軽い話でもどこか「ずん!」としている。読んでいると、エッセイという定義が判らなくなってくる。辛うじて印象でまとめるなら、文学者のというより、それは学者や科学者の書くものの雰囲気がある。それでいて、けして難しい内容で読み手を煙に巻くというところは微塵もない。でも、一文一文で考えさせられてしまうのだ。彼女はそうさせるつもりはないのだろうけれど。 最初は老いや女性問題などについてのエッセイ。それも事情通の人にはとても響くだろう、ウィットに富んだ筆致でも、他の今まで私が読んだどんな人のエッセイよりも、軽妙なのに中身が濃い。 後半になってくると、この「ずん!」が「うん!?」に変わる。猫の話など、もっと身近な、でもそれもとても深くワクワクするような思考の広がりにつながっていく。なので、今から読もうという人は是非、最後の方を愉しみにしてもらいたい。 特に私は、第2部の『世の中を理解しようとすること』の「未完の教育」(グヴィンの猫がネズミを捕る話)、第4部の『報酬』の章の、「その木」(クリス●ツリーについての話)に惹かれた。さらに同じ第4部の「二階のお馬さんたち」については、思考の道筋が面白すぎて、楽しくて足をバタバタ鳴らして喜んでしまった。 この本は基本的にはグヴィンのブログの文章を再編したものからなっているとのことだけれど、最後まで読んで、さらに訳者の後書きまで読んで、感じていた印象の理由が「あぁ!」と明らかになった気がした。 彼女と同じ国で、語る元になった事件や本などを身近に知っていたら、もっともっと楽しめたのだろうと思ったし、訳者後書きに、彼女の講演の話や他のエッセイの事などが書かれているのを見ると、自分が英語圏にまったく造詣がないのに悔しさを感じた。いまからでも英語の勉強始めるかな(喋れなくても、読めればいい。笑) カッコイイ人だなぁとつくづく表紙を見て、ため息が出る。同じ人間に生れて、光栄だと感じた。心から。
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猫を飼ったことがないけど、猫の章が面白かった。ジョークや表現が日本にはないもので新鮮。 ちょっと大人過ぎたので、また歳を重ねてから読みたい。
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