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九十八歳になった私 講談社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2020/01/15 |
| JAN | 9784065183304 |
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九十八歳になった私
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九十八歳になった私
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商品レビュー
3.7
9件のお客様レビュー
2047年、橋本治、98歳、栃木県の日光の杉並木にある被災者住宅にひとり住む。数年前に東京大震災が起こり、家を失ったのだ。 近所の杉林には、プテラノドンが営巣している。どこかのばか学者がゲノムなんたらでプテラノドンを再生させてしまった。この作品中では、自衛隊によるその駆除が行なわ...
2047年、橋本治、98歳、栃木県の日光の杉並木にある被災者住宅にひとり住む。数年前に東京大震災が起こり、家を失ったのだ。 近所の杉林には、プテラノドンが営巣している。どこかのばか学者がゲノムなんたらでプテラノドンを再生させてしまった。この作品中では、自衛隊によるその駆除が行なわれる。 でも日常は日常。老人の日常も、平々凡々とスローに過ぎてゆく。 仕事柄、お金にならなくても、とにかくこの日常を書き綴る。そこに心の声が解説やら突っ込みを入れる。モノローグなのか、ダイアローグなのか。掛け合い漫才よりもおもしろい。それにこの老人がしゃべるトリビアも最高。 橋本治はよく作品中の登場人物に憑依してしまうが、今回は30年後の自分自身。完全に憑依しきっている。抱腹絶倒のエピソード、そして時々苦笑い、もう「すげェ」としか言いようがない。 (蛇足:文庫の解説は内田樹氏。この作品の冒頭は、カフカの『変身』を踏まえているという。そんなんじゃないと思うけどな。)
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2018年の作品。当時70歳になろうとしていた橋本治が、その約30年後、2046年頃の世の中を舞台に、98歳になろうとしている自分自身を語り部として独り語りをする異色の小説。 東京大震災で首都圏は壊滅し、科学者の暴走により甦らされたプテラノドンが野生化していることを除けば、社会...
2018年の作品。当時70歳になろうとしていた橋本治が、その約30年後、2046年頃の世の中を舞台に、98歳になろうとしている自分自身を語り部として独り語りをする異色の小説。 東京大震災で首都圏は壊滅し、科学者の暴走により甦らされたプテラノドンが野生化していることを除けば、社会のありようは今とそれほど変わっていない。この辺の設定は近未来っぽくって絶妙。 主人公は、社会や若者(といっても「ゆとり世代」が50歳くらいになっているのだが)に対して毒づき、思うようにならない自身の身体、記憶力の低下、至るところの不調に悩まされながら、それでもなかなか死ねないという境遇を愚痴りまくる。 このあたりは、社会や大人に大して文句、不満をぶち撒きまくっていた「桃尻娘」を彷彿とさせ、皮肉とユーモアたっぷりの暴言のセンスは、この人ならではだなと思う。 沸々と湧き出た本質を捉えた感情が、豊かな川の流れになるような、豊かな言葉の流量。表現の水圧が高く、それでいて決壊しない安心感がどこかに漂っている。 こんな小説を書いておいて、その直後に橋本治は71歳で逝ってしまった。それはもう皮肉としか言いようがない。 本作は怪作の部類で、正直評価に戸惑うのだが、もっとこの人の小説を読みたかった、と改めて思わされる。
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この世界観がハマる人にはハマるんだろう。 私には…。 でも、いつか来る自分の老いを想像するとこんなふうになるのかな、というのは興味深い。 ピンピンころりが理想。
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