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エーゲ 永遠回帰の海 ちくま文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2020/01/10 |
JAN | 9784480436429 |
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エーゲ 永遠回帰の海
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エーゲ 永遠回帰の海
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商品レビュー
4.5
10件のお客様レビュー
ギリシャとトルコの遺跡を立花隆と写真家の須田慎太郎が巡った記憶が記述されている。その地域に数多く点在する遺跡について述べた文章と写真がほぼ交互に展開される。ギリシャ神話やキリスト教や哲学などと絡めて、争いなどによって破壊され朽ち果てた遺跡と共に、遥か彼方となってしまった過去の栄華...
ギリシャとトルコの遺跡を立花隆と写真家の須田慎太郎が巡った記憶が記述されている。その地域に数多く点在する遺跡について述べた文章と写真がほぼ交互に展開される。ギリシャ神話やキリスト教や哲学などと絡めて、争いなどによって破壊され朽ち果てた遺跡と共に、遥か彼方となってしまった過去の栄華が語られる。遺跡群を見下すように、終末思想のなか、粛々と祈りを捧げる聖山アトスの修道士たち。俗世の我々は、いずれは収束するなか、同じことを繰り返し続ける。螺旋状の渦の中に吸い込まれるように永遠回帰の海に漂い飲み込まれていく。
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もう何回か読まないと理解できない気がするけれど、 核心をつく言葉にハッとさせられた。 所々で出てくる写真には、古代へタイムスリップさせられた。
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この本は単行本版でないと味が出て来ない。文庫版では味気ない。元原稿が田中角栄裁判の最中だからか、引用されている聖書は口語訳だ。なので黙示録を引用した個所では「聖書の預言」なるものでは「まとも」な部類?に入るであろうニガヨモギは出て来ない。 立花隆の愛読者でもギリシャ・ローマの...
この本は単行本版でないと味が出て来ない。文庫版では味気ない。元原稿が田中角栄裁判の最中だからか、引用されている聖書は口語訳だ。なので黙示録を引用した個所では「聖書の預言」なるものでは「まとも」な部類?に入るであろうニガヨモギは出て来ない。 立花隆の愛読者でもギリシャ・ローマの古典や新約聖書などに関心がない人には読みづらいかもしれない。 他の人が書いたアトス山訪問記と読み比べると訪れた時期と視点、信仰などによって違いが見えてくる。「インドの田舎」にしかないという「旧式のボロバス」は村上春樹が訪れた時には代替わりしていたようだ。
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