商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2019/12/24 |
JAN | 9784103526926 |
- 書籍
- 書籍
奈落
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
奈落
¥1,540
在庫なし
商品レビュー
3.5
47件のお客様レビュー
『怒り』のエネルギーって本当に強くて、その強さが今回は生きるエネルギーになってしまったんだけど… あまり良い感情ではないと思うんだよな… 個人的には… でもそのエネルギーで生きた人もいるだろうし、実際に凄まじいエネルギーなんだよ… 届かない怒りほど虚しいものはない。 古市さん...
『怒り』のエネルギーって本当に強くて、その強さが今回は生きるエネルギーになってしまったんだけど… あまり良い感情ではないと思うんだよな… 個人的には… でもそのエネルギーで生きた人もいるだろうし、実際に凄まじいエネルギーなんだよ… 届かない怒りほど虚しいものはない。 古市さんの話は、感情を学べるなって思ってて、今回もそれだった。 時間の経過によって感じるであろう変化を、想像上だろうけど、繊細にリアルに描かれていると思う。
Posted by
突然の事故で体が不自由になってしまう主人公。 その苦しみやもどかしさがリアルに綴られている。それも、オーバーな表現はなく淡々と。 他人事とは思えないようなリアリティ。 誰もが現実で感じうる些細なストレス、それを丁寧に掬い取って表現している。 古市さんの特徴であるフラットな文章...
突然の事故で体が不自由になってしまう主人公。 その苦しみやもどかしさがリアルに綴られている。それも、オーバーな表現はなく淡々と。 他人事とは思えないようなリアリティ。 誰もが現実で感じうる些細なストレス、それを丁寧に掬い取って表現している。 古市さんの特徴であるフラットな文章に慣れていくと、最後のショッキングなシーンに面食らう。 しかし、そのショックすらも現実のものであると感じる。 社会学者として多くの物に触れてきた古市さんだからこその視点、書き方であり、他の小説のはまた違った楽しみ方ができると感じた。
Posted by
自分がいまどれだけ自由に恵まれているのか、それがどれほど尊く幸せなことなのか、そのことを改めて捉え直し、どう生きるべきなのかを考えなおし、襟を正そうと思える小説でした
Posted by