商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2019/12/24 |
JAN | 9784103526926 |
- 書籍
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奈落
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奈落
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商品レビュー
3.5
48件のお客様レビュー
最後までどうなるんだろうと思いながら読んでいたけど、最後の段落はほんとによくわからなかった…どうなったの…? 主人公視点のあとに他の登場人物視点で書かれているのは、おもしろかった。家族のそれぞれがちょっとずつ変で、どういう心理なの?と思うところは最後まで謎のままでした。気持ち悪く...
最後までどうなるんだろうと思いながら読んでいたけど、最後の段落はほんとによくわからなかった…どうなったの…? 主人公視点のあとに他の登場人物視点で書かれているのは、おもしろかった。家族のそれぞれがちょっとずつ変で、どういう心理なの?と思うところは最後まで謎のままでした。気持ち悪くておもしろい。 古市さんの小説は、これの前に「平成くん、さようなら」「アスクミーホワイ」を読んでますが、これは一番暗くて、一番よくわからない終わり方だったかも。嫌いではないですが。
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『怒り』のエネルギーって本当に強くて、その強さが今回は生きるエネルギーになってしまったんだけど… あまり良い感情ではないと思うんだよな… 個人的には… でもそのエネルギーで生きた人もいるだろうし、実際に凄まじいエネルギーなんだよ… 届かない怒りほど虚しいものはない。 古市さん...
『怒り』のエネルギーって本当に強くて、その強さが今回は生きるエネルギーになってしまったんだけど… あまり良い感情ではないと思うんだよな… 個人的には… でもそのエネルギーで生きた人もいるだろうし、実際に凄まじいエネルギーなんだよ… 届かない怒りほど虚しいものはない。 古市さんの話は、感情を学べるなって思ってて、今回もそれだった。 時間の経過によって感じるであろう変化を、想像上だろうけど、繊細にリアルに描かれていると思う。
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突然の事故で体が不自由になってしまう主人公。 その苦しみやもどかしさがリアルに綴られている。それも、オーバーな表現はなく淡々と。 他人事とは思えないようなリアリティ。 誰もが現実で感じうる些細なストレス、それを丁寧に掬い取って表現している。 古市さんの特徴であるフラットな文章...
突然の事故で体が不自由になってしまう主人公。 その苦しみやもどかしさがリアルに綴られている。それも、オーバーな表現はなく淡々と。 他人事とは思えないようなリアリティ。 誰もが現実で感じうる些細なストレス、それを丁寧に掬い取って表現している。 古市さんの特徴であるフラットな文章に慣れていくと、最後のショッキングなシーンに面食らう。 しかし、そのショックすらも現実のものであると感じる。 社会学者として多くの物に触れてきた古市さんだからこその視点、書き方であり、他の小説のはまた違った楽しみ方ができると感じた。
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