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女童
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赤松利市(著者)

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女童

1,595

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2019/12/18
JAN 9784334913236

女童

¥1,595

商品レビュー

3.2

12件のお客様レビュー

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2023/12/10

前作?「ボダ子」の、娘視点のような本。「ボダ子」よりは作品として構成されている分いくらかはマシな気もするが、「ボダ子」を読むと、この「女童」が作者の自己満足というか自慰のようなものとしか思えずやはり気持ち悪い。

Posted by ブクログ

2022/08/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

途中で気が付いたけど、これボダ子と登場人物同じじゃん。 そうかボダ子は恵子というのか・・・。 父浩平の悲惨さをボダ子で見たので、恵子のバイオレンスシーンが薄く感じられた。でも蛇腹の腕は強烈に印象に残った。 精神科医、奥野雅之レディースクリニックこんな先生いそうだなと感じた。 途中記憶違いかもしれないが、うつ病と双極性障害がごっちゃに描かれていた箇所があったと思う。あぁこれは違うなと思った。

Posted by ブクログ

2020/08/21

いわゆるメンヘラー少女の描写がたいへん生々しい。メンヘラ母親の描写もリアルだと思った。お風呂で考え事してしまってお風呂あがりに文句を言うっての、入浴中悪いことを考えこんでしまうのはわかる。だからわたしもスマホや本を持ってじゃないと湯船につかれない・・・。そんな細かな描写は小説で初...

いわゆるメンヘラー少女の描写がたいへん生々しい。メンヘラ母親の描写もリアルだと思った。お風呂で考え事してしまってお風呂あがりに文句を言うっての、入浴中悪いことを考えこんでしまうのはわかる。だからわたしもスマホや本を持ってじゃないと湯船につかれない・・・。そんな細かな描写は小説で初めて見た。もちろん恵子のことに関してもよめばよむほど、じぶんのことをつらくなるほど考えてしまう。じぶんの少女時代と親のこと、じわじわ苦しくなる。 この作品が何かを基にしてるかは不明だけれどこの父親(コウちゃん)、わたしも客観的には「いい父親だ」「うらやましい」と思うところはすごく多い。けれど恵子のモヤモヤもすごくわかる。"恵子のため"ならもっと恵子と向き合ってほしい。時間をかけていちから、結論に至らなくても恵子の話を聞いてほしい。けれど親も人間だ。親もどうしたらいいかわからないんだろう。子供に自傷やODされたら冷静に向き合うのはなかなかできなくなる。そのへん、セラピー先生は変態だったけれどところどころすごく的確なこと言ってたと思った。めちゃくちゃクズなのに、精神科医としてはプロなんだろうなってところが皮肉で面白かった。 終盤に差しかかって、これボタ子じゃ?とやっと気づいた。ボダ子目線なのかな。そう思い始めてからのラストシーンはすごく心を揺さぶられた。不器用な親子が柔らかな光にすら思える。おもしろかった。それにしても著者の赤松利市さん、まだ知って間もなく4作しか読んでないけどどれも傑作・怪作で素晴らしく魅了されてる。作品によって毛色が違うのにそれぞれ重厚でたまらなく引き込まれる。勢いのある繊細な描写は少女が書いているように錯覚することがあるほどだけど、大人や男たちの弱さや闇も重く叩きつけてくる。頭の中をぐるぐるさせられる疲労感がとても良い。ほんと素敵な作家さんを知られたことがうれしい。他の作品も楽しみです。

Posted by ブクログ

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