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デトロイト美術館の奇跡 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2019/12/23 |
JAN | 9784101259635 |
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デトロイト美術館の奇跡
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デトロイト美術館の奇跡
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商品レビュー
3.7
203件のお客様レビュー
アメリカのデトロイトで生活する夫婦とデトロイト美術館の物語。 デトロイトが財政破綻したころの物語で、 老齢になった主人公の妻と美術館への思いが綴られた感動の物語と なっている。 短い作品のため、多くは語れませんが、絵画に興味が少しでもある人は 刺さる作品だと思います。 ついで...
アメリカのデトロイトで生活する夫婦とデトロイト美術館の物語。 デトロイトが財政破綻したころの物語で、 老齢になった主人公の妻と美術館への思いが綴られた感動の物語と なっている。 短い作品のため、多くは語れませんが、絵画に興味が少しでもある人は 刺さる作品だと思います。 ついでに、楽園のカンヴァスを読んでおくとより楽しめるのではないでしょうか。
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デトロイト美術館の実話を一人を除いて架空の人物たちで描かれた短編集です。短編と言っても繋がっています。 私はセザンヌをたくさん見ている方だと思いますが、まだ良さがまだわかりません。この表紙にあるセザンヌ夫人の肖像画も小説内でみなさん絶賛されることに共感できません。 でも、この...
デトロイト美術館の実話を一人を除いて架空の人物たちで描かれた短編集です。短編と言っても繋がっています。 私はセザンヌをたくさん見ている方だと思いますが、まだ良さがまだわかりません。この表紙にあるセザンヌ夫人の肖像画も小説内でみなさん絶賛されることに共感できません。 でも、この小説の素敵な架空の人たちの言動に涙ぐんでしまいました。
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- ネタバレ
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大好きな原田マハの作品 実話を元にしたフィクション。 自動車会社で40年溶接工として働くアフリカ系アメリカ人の男性フレッドが不況で解雇 パートタイマーで働く妻が「私の夢はあなたとデトロイト美術館に行くこと」励ます 彼女は工場で働いたり、皿洗いやレジ打ちの慎ましい生活の中で、時々1人で地元のデトロイト美術館を訪れるのを楽しんでいて、セザンヌの「マダム・セザンヌ」を「私の友達」と呼び、この場所を「私の友達の家」だと夫に紹介。美術は全くわからないけれどけれど、妻にそう言われて、彼もここが大好きになった。 そんな矢先、彼女が病気で亡くなり、生きる気力がなくなった時も、デトロイト美術館を訪れて、「マダムセザンヌ」と心の中で彼女の思い出話をすると励まされた そんな中、2013年、かつて自動車産業の街として栄えたデトロイト市はアメリカ史上最大の財政破綻を起こす。市民の年金も払えなくなりそうになり、市民の生活を守るため、デトロイト美術館のコレクション売却を検討。 美術館のキュレーター責任者は自分も職を失うだろうと感じつつ、多くの美術品のコレクションは世界中のバラバラな所に売却されていくだろうとあきらめのきもちで売却先との対応を進める そんな中、新聞で美術館売却の記事を読んだ元溶接工のあの老人フレッドが美術館を訪れて、「妻と私の大切な友達とその友達の家を守って欲しい」 と、はき古したジーンズのポケットに手を突っ込んで、皺くちゃの紙片を取り出した。 それは500ドルの小切手で、美術館を救うためには8億ドルを上回る寄付金が必要らしいが「年金生活者の私にはこれが精いっぱいなんだ」と渡してきた それを見た美術館のキュレーター・ジェフリーの、あきらめていた暗い心に、「何とか美術品も市民の生活も両方守りたい」という強い気持ちが湧いてきた。 美術館員ジェフリーが毎朝出勤前に立ち寄るカフェで、デトロイト市と債権者との間の交渉を担当している裁判官のダニエルに出会い、「美術品のコレクションと退職者の年金の両方を救うとっておきの案がある」、と言われる 後日、裁判官ダニエルは全米きってのセレブリティや名士たちが集まる会議で 「人類の至宝であるこれらのコレクション、全米が誇る創造と産業の街・デトロイト。両方を守り抜くために力を貸してほしい」と懸命の訴えて、それに共感した9つの財団が巨額の寄付を表明したために、ついにはデトロイト市民と美術館を救済するための寄付金が目標金額8億ドルに達した。 今回の件でデトロイト美術館は市の管理下を離れて独力法人となったために、これから先は経済状態に左右されずに存続できることが決まった 美術館員・ジェフリーがこの嬉しいニュースを誰よりも先に伝えたかったのは、1年前に面会を申し込んできて1枚の小切手を差し出した元溶接工フレッド 「あなたがこの街にいてくれたことが、デトロイト美術館の奇跡を起こした」と伝える 職業も年齢も社会的地位も関係なく「この絵とこの美術館を守りたい」という思いが起こした本当の出来事とそれぞれの登場人物のひたむきさに胸がいっぱいになり、人前でも泣いちゃうくらいいい物語
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