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息吹
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息吹

テッド・チャン(著者), 大森望(訳者)

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息吹

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2019/12/04
JAN 9784152098993

息吹

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商品レビュー

4.2

152件のお客様レビュー

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2026/07/27

現代のきらめく知性の思考力で構築された中短編9つ。 私にはついていけない難解さもあるが、大変刺激的。 まず物語の前提となる世界観が考えさせられる。そして物語のいきつくところがまた考えさせられる。 普段の読書では使われていない脳の筋肉が刺激を受けた。たまにはこういう小説を読むのも良...

現代のきらめく知性の思考力で構築された中短編9つ。 私にはついていけない難解さもあるが、大変刺激的。 まず物語の前提となる世界観が考えさせられる。そして物語のいきつくところがまた考えさせられる。 普段の読書では使われていない脳の筋肉が刺激を受けた。たまにはこういう小説を読むのも良い。物理科学の論理により構築された小説世界は万人向けではないが、SFもすばらしい。 特に好きなのは「息吹」「オムファロス」。哲学的だ。

Posted by ブクログ

2026/06/30

こちらも小川哲さんおすすめの一冊。 『予期される未来』は、たった数ページなのに衝撃を受けた。 人間に自由意志はあるのか。 そんな根本的な問いを突きつける物語。 人間の意志は、どこまでが「自分」で、どこからが「脳」の働きなんだろう… もともと正解のない問いについて考えるのが好...

こちらも小川哲さんおすすめの一冊。 『予期される未来』は、たった数ページなのに衝撃を受けた。 人間に自由意志はあるのか。 そんな根本的な問いを突きつける物語。 人間の意志は、どこまでが「自分」で、どこからが「脳」の働きなんだろう… もともと正解のない問いについて考えるのが好きなので、本を閉じた後も、あれこれ考え続けてしまった。 例えば、認知症による過食のように、本人の意思とは関係なく行動が変わってしまうこともある。 意志と脳の境界はどこにあるのか… さらに考えてるうちに、私たちが「本人の意思」だと思っている行動も、実は脳の状態に大きく左右されているのかもしれない…… そんなことを考え出すと、今までの考えが根本からグラグラと揺らいでいった。 最近読んだSFをきっかけに、「人間とは何か」を考えているうち、人間の脳への興味がどんどん広がってきた。 最終章の『不安は自由のめまい』は、「もしあの時違う選択肢を選んでいたら…」というテーマで面白かった。 でも、最後まで読んだ頃には、考える体力を使い切ってヘトヘトになってしまった。 今日はもう考えられない。 ということでレビューもここまで^^;

Posted by ブクログ

2026/06/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ほんっっっとに面白かった....! SF短編集のかたちした道徳の教科書です。 「不安は自由のめまい」が一番好きだった。量子事象を社会実装してパラレルワールドの自分と会話できる「プリズム」というマシンが一般流通した世界の話。同じ自分なのに別の世界線の自分を妬む人たちや、別の世界線では悪事を働かなかったからこの世界線でしてしまった悪事は取るに足らないだろうって考える人たちが出てくるのが面白い。どんな世界線に派生したって、今いる世界線でより良い人であろうとする行動が、他の世界線全ての自分がより良い行動をとる可能性を高めていくんだよっていう教訓がすごく納得させられた。 表題作「息吹」は人間じゃない生命体、この宇宙じゃない宇宙の中で、エントロピー増大の原則の中で、いずれ霧散してひとつになる私たちがどう生きるべきかを教えてくれる。 「オムファロス」はコペルニクス以前の人間中心宇宙が今も続いてて、神は人のために宇宙含めあらゆるものを想像したっていう前提で成り立ってた世界の常識が覆る話。ワタニスワフ・レムの「ソラリス」読んだ時も思ったけど、個人的には人間が自分たちが中心とか、自分たちのアクションに宇宙とか自然が応用して当然って考える方が無理あると思ってるから、地球が世界の中心じゃなくて当たり前やろと自然に思うけど、当時はもう文字通り天地ひっくり返る衝撃だったんだろうな。ってことを追体験できる物語って本当素晴らしいです。 テッド・チャン先生最高です。

Posted by ブクログ

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