商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2019/11/22 |
| JAN | 9784000241809 |
- 書籍
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ナウシカ考
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ナウシカ考
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商品レビュー
3.6
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文字が権力を分泌する ー赤坂憲雄,本書,p224 ・ナウシカを文化人類学する 文化人類学者たちが南西諸島や密林の奥地に分け入り調査したように、民俗学者・赤坂憲雄氏がナウシカ世界へとダイブしてゆく、学術とエッセイの間を揺れるような批評。 その分引用も盛んで冗長な部分もあるの...
文字が権力を分泌する ー赤坂憲雄,本書,p224 ・ナウシカを文化人類学する 文化人類学者たちが南西諸島や密林の奥地に分け入り調査したように、民俗学者・赤坂憲雄氏がナウシカ世界へとダイブしてゆく、学術とエッセイの間を揺れるような批評。 その分引用も盛んで冗長な部分もあるので、ぜひ読み飛ばしつつ興味のある部分だけ読んで欲しい。頭から読まなくても、各所に思索の旅路が無数にあり、どこから読んでも十分に楽しめる一冊。 内容としては、やっぱり文化人類学といえばレヴィ=ストロースで、その足跡を頼りにナウシカ世界を進む赤坂氏のイメージが浮かぶ。 特に聖都シュワの墓地の秘密に言及する箇所。そこでレヴィ=ストロースが『悲しき熱帯2』で看破したように、都市と帝国が搾取と支配を確立するために文字を必要としていることを引き合いに出し、墓所の主人の体に現れる文字が「権力を分泌している」ことを鮮やかに取り出して見せているのには舌を巻いた。 さらに話は二元論の超克としてのナウシカへと進む。トルメキアやドルクという国家に抗する、風の谷という共同体の黙示録。それを示した『風の谷のナウシカ』は、善と悪、敵と味方の二元論を解体しているということ。それはまるで腐海のような解毒の作用を持っているのかもしれないと思いを馳せる。 終章「宮崎駿の詩学へ」は、ミハイル・バフチンの『ドストエフスキーの詩学』へのオマージュ。ドストエフスキーの作品に見られたポリフォニーという表現形式が、ナウシカという漫画、ひいては宮崎駿の思想にも見て取れるというのである。 これはまさに、主客の二元論を超克した多視点的・多元的な漫画表現へと宮崎駿が到達していたという赤坂氏からの最大限の賛辞であり、その表現形式はナウシカの核心が二元論の超克であり、ポリフォニーへと結実することの必然的な帰結なのだろう。
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この本を読むのに約2か月もかかってしまった。感想は引用の繰り返しが多すぎて、もっと簡潔にまとめられなかったかということと、著者の個人的な考察本というならともかく、万人にも解り易く綴って欲しかったと言う事。民俗学者としてすごい経歴の方だからこそ。書いていること自体が難しすぎて、頭が...
この本を読むのに約2か月もかかってしまった。感想は引用の繰り返しが多すぎて、もっと簡潔にまとめられなかったかということと、著者の個人的な考察本というならともかく、万人にも解り易く綴って欲しかったと言う事。民俗学者としてすごい経歴の方だからこそ。書いていること自体が難しすぎて、頭がパンクしそうになりながら何回も同じところを読み直し、そこに引用の繰り返しがはいりと。そして宮崎さんがここまで考えてナウシカを書いたのだろうかという疑問。ただもう一度、漫画版「風のナウシカ」を読み直そうと思ったのは確かです。頭が悪いので、宗教的な話や、哲学的な話についていけなかったのが本音で、特にこの本の批判をしているわけではありません。実際にこの本を読み終わって、「シュナの旅」を読んで見ようと思ったのと、漫画版「風のナウシカ」をじっくり読み直そうと。そういう意味では凄い本なのかなぁと思っています。
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恵文社で一章を読む。 『砂漠のタミ』『シュナの旅』からの『風の谷のナウシカ』にどう繋がるかを説いてた。 ナウシカに対する斜めからの考察を初っ端から期待したが、立ち読みも疲れて、本棚に戻した。
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