商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2019/10/17 |
JAN | 9784093865562 |
- 書籍
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太陽はひとりぼっち
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太陽はひとりぼっち
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商品レビュー
4.2
45件のお客様レビュー
2024「太陽はひとりぼっち」読了。すべての人の人生はドラマだと実感させられた。登場人物たちの毎日と過去が上手に絡み合い、それぞれのドラマが繋がっていく。爽快なストーリーというわけではないけれど、小さな気づきや小さな学びが少しずつ積み重なっていくような達成感が心地よい。「太陽はひ...
2024「太陽はひとりぼっち」読了。すべての人の人生はドラマだと実感させられた。登場人物たちの毎日と過去が上手に絡み合い、それぞれのドラマが繋がっていく。爽快なストーリーというわけではないけれど、小さな気づきや小さな学びが少しずつ積み重なっていくような達成感が心地よい。「太陽はひとりぼっち」「神父は生き方」「食器棚の奥の骸骨」などなど。印象的なセリフも多く、穏やかさを楽しみながらも考えさせられる一冊だった。
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花ちゃん母娘を描いた「さよなら、田中さん」の続編。 とても面白い。 1番印象に残ったのは「神様ヘルプ」に描かれる三上君のその後。 三上君は全ての中学校受験を落ち、母親から疎まれ山梨の寄宿舎付きのミッション系の学校に入れられてしまう。 三上君自身、母親から疎まれているかも知れない...
花ちゃん母娘を描いた「さよなら、田中さん」の続編。 とても面白い。 1番印象に残ったのは「神様ヘルプ」に描かれる三上君のその後。 三上君は全ての中学校受験を落ち、母親から疎まれ山梨の寄宿舎付きのミッション系の学校に入れられてしまう。 三上君自身、母親から疎まれているかも知れないと気がついていることを心の奥に隠す。 ここには自分の意志で来ていて、やり甲斐も見つけた。家族と離れても寂しくなんかないんだ。母親から遠ざけられたのではなく自分が選んだんだ、と自分を納得させている。 そんな腹をくくっている三上君なのに花実にあったとたん気持ちがぐらつく。三上くんがいじらしく思えてきた。 すっかり鈴木ルリカさんのファンになってしまった。
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要所要所で花実が思い出す小学生の時の担任の木戸先生の言葉がよかった。変わり者で花実だけが、真剣に受け止めていた言葉の数々。 そんな先生の兄弟の話『オーマイブラザー』が、とてもよかった。どんな風に変わっていても、生きているってことがとても大事だということを改めて思った。そして、花実...
要所要所で花実が思い出す小学生の時の担任の木戸先生の言葉がよかった。変わり者で花実だけが、真剣に受け止めていた言葉の数々。 そんな先生の兄弟の話『オーマイブラザー』が、とてもよかった。どんな風に変わっていても、生きているってことがとても大事だということを改めて思った。そして、花実が覚えていた言葉の数々と結び付いた。 花実のとんでもないおばあちゃんは、過去のすさまじさの結果の孤独を「太陽は、いつもひとりぼっちだ」と言ってのける。あの羽毛布団は自分が出ていったあとのために買ったように思えた。そのおばあちゃんに心身ともに傷つけられた子どもだったお母さんが、お餅が好きな理由が切なかった。親が思うよりも子が親を思う気持ちは、案外大きいと気づかされた。 友達の佐知子も、花実と友達で救われていた。そして三上くんのことも、色々と考えさせられた。 鈴木るりかさんには、今回も教わることが多かった。すごいな、本当に。
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