商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2019/10/23 |
JAN | 9784065174241 |
- 書籍
- 文庫
堕天使堂 よろず建物因縁帳
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堕天使堂 よろず建物因縁帳
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商品レビュー
4.1
20件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前作のなかで感じた春奈のイラつく感じがなくなっていて安心した。 今作でもこれまでと同じ感じで心霊的な事象を(バカみたいに)否定し続けるのなら、作品全体は好きでも読み始めから中盤までが不快すぎるので切ろうかと考えていたところだった。本作の流れなら次作以降も安心できそうでよかった。 "現在"の時間軸での被害者が多く、これまでのシリーズの中でも救われることの少ない作品のような気がするが、読後に不快な感じはしない。 前半は、悪魔が心理的な介入だけでなく物理的にも影響力を行使してくる描写に、怖いと言うよりも不安(絶望感)が大きく、仙龍らが合流した時の安堵感がすごかった。 中盤で状況がはっきりすると、悪魔の能力の行使範囲やその能力を弱める案も出てきて恐怖感は抑えられる。 後半ではそれ以上のひねりはなくスッキリと建物を浄化できて一件落着。 前半の絶望と後半の爽やかさはいつも通りで面白かった。このシリーズは、ヘンな見せ場を作ろうと終盤にどんでん返しをしたりしないので、ビックリ系ホラーのような"悪い"緊張感が無く、安心して読んでいられる。
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よろず建物因縁帳シリーズ、6作目。 前作にちょろっと出てきたパグ男の新事務所の話が、こんな激ヤバ最恐物件だったなんてww これまでパグ男が出てくるたびにイライラしてたけど、今回は後半に一泡吹かせることが出来てちょっとニヤけちゃう。しかしながら、ひたひたと迫ってくるような純和風の...
よろず建物因縁帳シリーズ、6作目。 前作にちょろっと出てきたパグ男の新事務所の話が、こんな激ヤバ最恐物件だったなんてww これまでパグ男が出てくるたびにイライラしてたけど、今回は後半に一泡吹かせることが出来てちょっとニヤけちゃう。しかしながら、ひたひたと迫ってくるような純和風の怪異も怖いけど、洋風の怪異はより暴力的で見境なくて、めちゃ怖い。地下室の神父の姿を想像して、図らずもサー・ジョージ(藤堂比奈子シリーズ)を思い出しちゃった。
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シリーズ第6弾。 祓い時を引き寄せるサニワなる主人公と曳家が教会を祓うお話。 こちらのシリーズにはずれなし! 本作もとてもよかった。 曳家が素敵すぎる。 サニワなる主人公はまだまだ感情に振り回されていてイライラする部分もあるにはあるが、当初よりはまし。 対象となる教会に憑いた...
シリーズ第6弾。 祓い時を引き寄せるサニワなる主人公と曳家が教会を祓うお話。 こちらのシリーズにはずれなし! 本作もとてもよかった。 曳家が素敵すぎる。 サニワなる主人公はまだまだ感情に振り回されていてイライラする部分もあるにはあるが、当初よりはまし。 対象となる教会に憑いた何かが恐ろしい。 唯一、いじわるな設計士もやっと痛い目をみて改心してくれたようで次作からはもっとおもしろくなりそう。 きちんとしたストーリーが成り立っているので読了後は毎回感動する。
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