商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2019/10/10 |
JAN | 9784334779184 |
- 書籍
- 文庫
いちばん悲しい
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いちばん悲しい
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商品レビュー
3.7
20件のお客様レビュー
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最近読み終わるとまた楽しみが減ってしまった、、とまで思うまさきとしか作品。 女性特有の、一番悲しいのは私、可哀想な私、が複数視点で最初から最後まで続くかんじ。 悲しみの度合いなんて人それぞれなのに、人と比べて、自分が自分がってなる心理、すごいわかる。 めずらしく性的な描写があって、女としての自信と、事後、事件のことを聞かれて、結局この人もみんなと同じだ、って思った瞬間、突然相手の歯についた青のりが目につくようになって、急に冷めるっていう女性らしい心理状態の揺らぎがうわ〜リアルだなって思った。 とくにすごいなって思ったのは、杏子が洗い物するときの「洗ってもまた汚され、また洗い、また汚され、永遠に続けなければならないのだ。食事の支度だってそうだ。つくってもつくっても子供たちは際限なく食べ、もっともっとと貪欲に要求する。どうして汚れるものを洗い、なくなるものをつくらなければならないのだろう。無意味じゃないか。自分の一生を食い潰される気がした。」っていう表現。 私の思っていたことが文章化されている..!と衝撃。 母性と性。終わり方のゾクっとするイヤミス。あー面白かった!
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面白かった一気読み マユカのその後気になるけど あっちょんのことはただのおっさんってことで目覚めたのか? 戸沼家も丸く納まってるっぽいけど杏子が目を覚ましたから史織も優斗も丸くなったってことでおっけー? 葵が哀れで可哀想だけど疎まれるよな〜とも思う。 みんな必死で生きてるが割と男陣がゴミばっか 読みやすかった 他も気になる
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図書館にて。 インスタでおすすめされていたので読んでみた。 ものすごく嫌な感じ。 なんだこれはという感じ。 もっとどうにか、なんとか、誰かどうにかならなかったのか? 最も優しくないこの世界のありようを突き付けられた感じ。 深く考えることを放棄したくなるような、でもきっとみんなそうだったからこんなことになった、でもどうすればよかった?とぐるぐる考えてしまう。 とりあえず、本当に残酷だ。 そしてどっかでこういうことが簡単に、起きていそうなこの世界で、本当に本当に絶望感が残る。
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