商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2019/10/12 |
| JAN | 9784101240633 |
- 書籍
- 文庫
白銀の墟 玄の月(二)
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白銀の墟 玄の月(二)
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商品レビュー
4.1
253件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2025年読了。「白銀の墟 玄の月」の各巻を読み終わった時の感想を残しそびれたので、このシリーズを読み終えた時の感想を覚えている限りそれぞれ残す。泰麒が敵地に突っ込んで自体が急変するかと思いきや、沼にはまったように自体はほぼ動かなかった。原因はクーデターを起こした張本人であるはずの阿選の無気力さだ。なんでここまで無気力なのかと不思議だったが、彼はただ嫉妬に駆られた哀れな人だったのだ。心理学の先生のお話か何かで「悟り」とは嫉妬心を失くすことと言っていたような気がする。動物にも嫉妬心はあるし、嫉妬は感情の中でも最も制御しがたい感情なのだと。だから阿選が驍宗に嫉妬したのは無理もないし、だからこそ阿選は泰麒に選ばれなかったのだなと改めて思う。選ばれなかった阿選の名前に「選」の字が入っているのはなんて皮肉なんだろうと思った。なんとなく土匪は日本でいうヤクザみたいなものかなと思った。日には当たらないけどその中での社会や上下関係や仁義はしっかり根付いてるとことか。李斎たちは公僕みたいなものだろう。その公僕と日陰者が手を組み、後に窮地を救うことになるいわゆる胸熱展開は良かった。そしてずっと不穏なシーンで聞こえる鳩の鳴き声、ずっと何かあるのだろうと思ったら案の定、人の魂を喰らうとんでもねえ妖魔だった。表紙はこの巻では全く行方が分かっていない驍宗だろう。驍宗は褐色肌に赤眼白髪だから黒髪に白肌の泰麒と対象的でいいな。裏表紙は後々驍宗側のシーンにおいて重大な獣である黒い騶虞だろう。
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冬です 北国の冬 いやもう北欧っすわ 北欧の冬ね そんな『白銀の墟 玄の月』第二巻 いや、分かるのよ ほらわいなんかたまに「ご実家は北欧ですか?」って聞かれるくらい北欧ミステリーに精通しとるからね なんとなく分かるのよ(なんとなくかい!) もう、ずっと曇り空ね こう薄暗く澱ん...
冬です 北国の冬 いやもう北欧っすわ 北欧の冬ね そんな『白銀の墟 玄の月』第二巻 いや、分かるのよ ほらわいなんかたまに「ご実家は北欧ですか?」って聞かれるくらい北欧ミステリーに精通しとるからね なんとなく分かるのよ(なんとなくかい!) もう、ずっと曇り空ね こう薄暗く澱んだ感じで、とにかくもう寒いの、薄ら寒いの そしてもう隙間風よ 廃墟、廃墟よ それが北欧な(失礼なイメージ) とにかくそんな北欧チック だがしかーし!晴れ渡る蒼い空を信じていくぜ三巻!
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二冊かけてこれほど進展がないのは、李斎や泰麒たちの憂鬱や焦燥を読者にも味わわせようとする意図なのか……と疑いたくなる長尺。解説の多いこと。とはいえ、泰麒の思惑、宮中の病、驍宗の生死、とあらかた謎が提示され終わった感触。ミステリを読んでいる気分だ。
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