商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2019/09/10 |
JAN | 9784480099518 |
- 書籍
- 文庫
天丼 かつ丼 牛丼 うな丼 親子丼
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商品レビュー
4.2
7件のお客様レビュー
読んでいてお腹が空く本。それでいて、目から鱗が落ちるような小話も満載。 うな丼が最も早く、次いで天丼。かつ丼は最も遅い。ただ、そのうな丼も酒の肴として食べられていた蒲焼から始まり、鰻飯を経て鰻丼へと至る。その中では、歌舞伎の中村座の救世主となり、水戸藩士になるまで出世した男・大久...
読んでいてお腹が空く本。それでいて、目から鱗が落ちるような小話も満載。 うな丼が最も早く、次いで天丼。かつ丼は最も遅い。ただ、そのうな丼も酒の肴として食べられていた蒲焼から始まり、鰻飯を経て鰻丼へと至る。その中では、歌舞伎の中村座の救世主となり、水戸藩士になるまで出世した男・大久保今助なる人物も関わっている。割り箸が普及するきっかけ、蒸す技術の発展から鰻丼へと至る流れも読んでいて面白かった。 鰻や牛以外は、蕎麦屋との相性も良く共に発展してきた。天ぷらは天ぷら屋と並ぶ蕎麦屋というフードコートのような始まりで、天茶漬けに進化し、天丼へと至る。今でも蕎麦屋さんで丼ものが多いのはこういう理由であったのね。 また、親子丼。卵の価値が非常に高く、鶏肉との身分的格差があり、なかなか親子丼へと至らない。 関東大震災が起きた時、無一文からでもチャレンジ出来るビジネスとして牛丼屋があり、第一次牛丼ブームへと至る流れも興味深かった。 それはそうと、皆、相撲の番付表を模したランキングを作るのが好きなのね。またか?というぐらいに次々と作り出すのが面白い。
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我が国の食文化の一つに丼ものがあります。これは、温かいご飯に何かしらの具を乗せた手軽な料理です。 本書では、こうした丼料理の歴史を現存する資料に基づいて、その前後関係も含めて解説しています。 ただし、約300ページの中で5種類の丼(題名に有るもの)を扱っている関係上、どうしても一...
我が国の食文化の一つに丼ものがあります。これは、温かいご飯に何かしらの具を乗せた手軽な料理です。 本書では、こうした丼料理の歴史を現存する資料に基づいて、その前後関係も含めて解説しています。 ただし、約300ページの中で5種類の丼(題名に有るもの)を扱っている関係上、どうしても一部を除き紹介が簡素になってしまう傾向があります。 【こんな人におすすめ】 日本の丼料理の歴史を知りたい
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たまたま本屋で見かけて読み始めた。人気五大丼の来歴を丁寧に辿った力作である。3年余りの時間をかけて執筆されたとのことで敬意を表したい。生活の中心としての食が歴史と共にあることがよくわかった。読み進めている間にうな重とカツ丼を食べてしまいました。
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