商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2019/09/05 |
JAN | 9784087816778 |
- 書籍
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開高健のパリ
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開高健のパリ
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商品レビュー
3.4
6件のお客様レビュー
たまたま入った武蔵小杉の無印良品の店で購入した。たまたま開高健のエッセイを久方ぶりに読み直していたのと、自分の好きな作家である角田さんが紹介文を書いていたので、衝動買いした形になる。
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角田光代の解説が面白かった。 戦後そう時を経ていない60年代に、貧困ど真ん中の日本から脱出すべく海外を夢見た著者。 現代人の自分たちが訪れるパリと、当時の日本人が見たパリとでは印象が全く違うだろう…。 そう考えると今は海外のどこに行っても少し味気ない。 クロワッサンと思われるパン...
角田光代の解説が面白かった。 戦後そう時を経ていない60年代に、貧困ど真ん中の日本から脱出すべく海外を夢見た著者。 現代人の自分たちが訪れるパリと、当時の日本人が見たパリとでは印象が全く違うだろう…。 そう考えると今は海外のどこに行っても少し味気ない。 クロワッサンと思われるパンを著者は「三日月パン!」と好んだ。今となっては、さして珍しくもないクロワッサンも当時の日本人からしてみたら摩訶不思議な食べ物だったに違いない。 肝心のユトリロの絵については、自分に知識・関心がなさすぎて、さらりと流してしまった。 読み手によっては、また全然違う印象を与える1冊だろうと思う。 開高健、うん、彼の小説をぜひとも読んでみたい。
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※このレビューにはネタバレを含みます
ユトリロの絵を通して知ったパリに、作家は1960年と61年に訪問している。 パリは、アルジェリア独立を巡っての大混乱の中にあった。 「自由、平等、友愛」の最高級のの文化を世界に輸出し、国内では最低の野蛮さを作り出している。
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