商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 創元社 |
発売年月日 | 2019/07/29 |
JAN | 9784422360119 |
- 書籍
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よい移民
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よい移民
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商品レビュー
3.8
11件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
世界を知りたいと思っている人は読むべき。 有色人種と言われる南アジア(インド、パキスタン、その中の下層カーストだった身分に生まれた人)、中国(オリエントと言われてる日本含むインドから東側の民族)、アフリカ(アフリカ人はみんな肌が黒いわけではない。白人に間違えられるけどルーツや信条など中身がアフリカ民族な人、ケニア、ナイジェリア、ルワンダ、ジンバブエの人は明らかに異なる性質を持つ。ひとくくりにアフリカ系と言えない多様性がありアイデンティティも複雑である)。など、世界でマイノリティとして生きたことがない私にとっては全てが新鮮だった。 世界最強と言われる日本のパスポートを幸運にも持っている私にはその特権の意味がわかっていなかった、毎回イミグレを通るたびにハラハラドキドキしなくてはいけない人だっている。 自分のツールには誇りを持ちたいけど、西洋社会に行き始めた身からするとなんとなく違和感を感じてしまう葛藤も辛い。
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21人多様な視点からの話で興味深い。 アフリカの中でも多様性があり、インドの中でも多様な層があって、肌の色で区分することのナンセンスさがよくわかる。 自分という存在をルーツや宗教観、育ってきた環境や言語から深く考察する…誰もがどこかではマイノリティ。マイノリティの立場になると...
21人多様な視点からの話で興味深い。 アフリカの中でも多様性があり、インドの中でも多様な層があって、肌の色で区分することのナンセンスさがよくわかる。 自分という存在をルーツや宗教観、育ってきた環境や言語から深く考察する…誰もがどこかではマイノリティ。マイノリティの立場になると色んな視点が身につく。 翻訳だからかちょっと文章が読みづらいが面白かった。
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ページを捲るたびに小さな傷ができていくような感覚。 瘡蓋になってもその上からまた傷が付く。 それを彼らは日々の生活の中で感じているんだろうし、私も国外へ出ればそうなってしまうんだろうなと思った。 編者前書きの「有色人には、やることなすことすべてに人種が関わってきます。なぜなら、...
ページを捲るたびに小さな傷ができていくような感覚。 瘡蓋になってもその上からまた傷が付く。 それを彼らは日々の生活の中で感じているんだろうし、私も国外へ出ればそうなってしまうんだろうなと思った。 編者前書きの「有色人には、やることなすことすべてに人種が関わってきます。なぜなら、普遍的な経験とは白人のものだからです。」にハッとした。 そして、だからこの本は私の(そして全ての有色人種の)本なのだ思った。 それぞれのエッセイの完成度が高いので付箋をぺたぺた貼りながら読んでいたら2週間もかかってしまった! きっと手放せそうにない。 リトル・マーメイドのキャスティングに怒る人達が噴出する日本はこの本を人生の課題図書にした方が良い。 何故自分の肌は白いと言えるのか。 何故白の仲間入りをしていると勘違いするのか。 映画界における有色人種の話もしてるので是非読んで欲しい。
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