商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ベストセラーズ |
発売年月日 | 2019/07/22 |
JAN | 9784584139349 |
- 書籍
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教養としてのミイラ図鑑
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教養としてのミイラ図鑑
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商品レビュー
4.2
18件のお客様レビュー
知っているようで、全然知らなかった、ミイラのこと。ミイラの作り方に始まり、出来方の違う世界中のミイラを豊富な解説と共に網羅。これ1冊読んだらミイラ観が変わるんじゃないかと思う。 子ども2人は熱心にこの本を読んでは「これ何のミイラ?なんでミイラになったの?」「猫のミイラがあるなんて...
知っているようで、全然知らなかった、ミイラのこと。ミイラの作り方に始まり、出来方の違う世界中のミイラを豊富な解説と共に網羅。これ1冊読んだらミイラ観が変わるんじゃないかと思う。 子ども2人は熱心にこの本を読んでは「これ何のミイラ?なんでミイラになったの?」「猫のミイラがあるなんて、知らなかった」と興味津々だったのが驚きだった(ミイラを怖がるかも、と思ったけど全然そんなことなかった)。 個人的に、泥炭地でもミイラ化することや、肌の湿り気そのまま保存されていた中国のミイラなどが印象に残っている。即身仏は小学校の遠足で見せられたから知っていたけど、あの時聞いた解説が子どもへの説明に生かされてよかった。
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オールカラーで、ミイラについて簡単ながらも東西よく抑えられており、興味を湧き立たせる本である。 それにしてもミイラから、その死生観、人としての永遠を求めること、神への生贄、権力、先祖との繋がり、守り神、残されるものへの祈り、果ては金儲けなどなど考えさせられることは山ほどある。...
オールカラーで、ミイラについて簡単ながらも東西よく抑えられており、興味を湧き立たせる本である。 それにしてもミイラから、その死生観、人としての永遠を求めること、神への生贄、権力、先祖との繋がり、守り神、残されるものへの祈り、果ては金儲けなどなど考えさせられることは山ほどある。 それは現在においては何処か縁遠く感じられるようなことではあるが、畢竟人は死ぬものという真実を核として、人は過去から繋がりがあることをまざまざと感じられるから、人は世界中でミイラに魅せられるのであろう。 ミイラといえばエジプトをイメージしがちであるが、2歳で肺炎のため死に、ミイラとなった世界一美しいと言われる少女ロザリア・ロンバルドや、イタリアの骸骨寺と称されるサンタ・マリア・デッラ・コンチェツィオーネ教会の4000人以上の骨や、日本においても即身仏となった真如海上人など多種多様であり、興味は尽きない。
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宗教や環境の違いによる死生観が興味深かった。ミイラもとても奥が深いのだと感じた。レーニンやザビエルがミイラになっていたり、日本にも即身仏というミイラが存在したりしていることを知らなかったため驚いた。 日本では春夏秋冬、火山噴火・地震・津波・台風といった自然災害から、諸行無常と...
宗教や環境の違いによる死生観が興味深かった。ミイラもとても奥が深いのだと感じた。レーニンやザビエルがミイラになっていたり、日本にも即身仏というミイラが存在したりしていることを知らなかったため驚いた。 日本では春夏秋冬、火山噴火・地震・津波・台風といった自然災害から、諸行無常という人生観や死生観が生まれた。 エジプトでは死後永遠の世界に生きることを願って、遺体をミイラ化することで魂の居場所になると考えられていた。知能は脳ではなく心臓に宿ると考えられ、知能を損なわずに死後の世界へ行けるように心臓を守るお護りのスカラベ(フンコロガシ)を象った宝飾品をミイラのそばに置いた。 中世ヨーロッパや江戸時代の日本ではミイラは薬として使われた。効果があったのかは不明。 ミイラといえばエジプトが注目されがちだが、世界最古のミイラが見つかったのは南米。寒流で海岸に砂漠が形成されており、乾燥しているためミイラ文化が栄えた。文字文化がなく、文献が残されていないが、薬草知識に長けており、薬草の効能によってミイラをつくっていたとされている。その後、スペイン人によってミイラは奪われ消滅した。なぜなら、インカ帝国では王と神はほとんど等しい存在で、ミイラとなっても絶対的な王を脅威と感じたためである。
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