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気象と戦術 天候は勝敗を左右し、歴史を変える サイエンス・アイ新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | SBクリエイティブ |
発売年月日 | 2019/07/17 |
JAN | 9784815601102 |
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気象と戦術
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商品レビュー
2.7
4件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
いずれ小説を書く時のネタにならないかと読み始めた。 雨や雪、暑さや寒さが兵隊たちの行動を阻害するのは知っていたけれど、これほどまでに影響が出るのかと、しみじみ思った。 また、「実際に目で見えること」の大切さ、近代化された米軍でも、そこは大事にしているということが、新鮮だった。何より、近代化を進めた彼らをもってしても、そのために得られた勝利を「15年かけた」ということを知っているという事実。 米軍が強いわけだ。 気象だけでなく、「人を作るのは10年単位」ということを学んだ1冊だった。
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気象は戦争にどのように影響したか。 又は、気象を戦術に取り込んだ事例。 ・雨が勝敗を決した戦い ・積雪と寒冷が勝敗を決した戦い ・視程が勝敗を決した戦い ・海象が勝敗を決した戦い ・気象という名の兵器 ・気象と戦場アラカルト ・フラー少将の戦いの原則 ・兵士の運用 ・ダウンバーストとは、積乱雲の中で発達する下降流のうち、航空機に被害をおよぼす強いもの。「航空機を地面にたたきつける魔の突風」 ・ウインド・シアとは、風速と風向きが急激に変化するもの。 〇ベトナム軍は“神風”を利用した。 〇マッカーサー将軍の無茶ぶり勝利 〇ロシアにとって“冬”は、対ナポレオン戦では頼りになる“冬将軍”であり、対フィンランド戦では恐ろしい“白い悪魔”だった。 〇マッドなのは科学者ではなく軍人なんだな~と。 〇戦争の可否ではなく、あくまでも戦略や歴史学として読まないとしんどくなる。 〇日本軍。台風域の第四象限では、巨大な三角波(20mの高さのものも)が発生することを発見。夜間に1万mの距離から敵の艦影を透視する見張り員。米軍がレーダーを導入するまで無敵。 〇小説家の人の資料になると思う。
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気象予報は近年、気象衛星により格段と精度が上がった。「ひまわり」が稼働して40年余、現在の8号は随分高性能となり、加えて様々な地上データや各国の気象機関との連携、最新のアルゴリズム導入で信頼度は高い。かつて天気予報と宝くじは当たらぬモノの代名詞だった。ましてやナポレオンの時代、そ...
気象予報は近年、気象衛星により格段と精度が上がった。「ひまわり」が稼働して40年余、現在の8号は随分高性能となり、加えて様々な地上データや各国の気象機関との連携、最新のアルゴリズム導入で信頼度は高い。かつて天気予報と宝くじは当たらぬモノの代名詞だった。ましてやナポレオンの時代、その後第2次世界大戦時でさえ気象予報は極め困難でありつつ、その当否が勝敗を左右した。絶対はないが、見当違いの代償はあまりに大きい。もっともナポレオンのロシア遠征にヒトラーのモスクワ侵攻は、冬将軍がどうこういうより驕りが過ぎましょう。
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