鎌倉うずまき案内所

青山美智子(著者)

• 販売会社／発売会社: 宝島社
• 発売年月日: 2019/07/12
• JAN: 9784800296528

商品レビュー

2024/08/25

2019年[蚊取り線香の巻]、2013年[つむじの巻]、2007年[巻き寿司の巻]、2001年[ト音記の巻]、1995年[花丸の巻]、1989年[ソフトクリームの巻]と過去に遡って行くが繋がりがある６話。
案内所の双子？アンモナイト所長など謎めいた存在が少しSFチックでいて、ほんわか心が和むストーリー。

2024/08/04

平成を6年ごとに(1989年、1995年、2001年、2007年、2013年、2019年)振り返りながら、その年に色々なことで悩んでいる人が、偶然 鎌倉うずまき案内所に訪れ、少しずつ人生を変えていく物語だった。

読み進めていくうちに、「あ、この人やこの店、2013年や2019年の話に出ていた」と気付き、年月がたつにつれて、登場人物の様子の変化がみれて、とても面白かった。
読み終えて、また最初から読ませるために あえて2019年の話から載っているのかなと思った。

2024/06/02

「はぐれましたか？」
最近、私はもしかするとはぐれているのかもしれないと思うことがある。
ポンと背中を押してくれるかのような「ナイスうずまき！」のひとこと、私も欲しいな…。
平成の時代を遡り…その中でつながっていく人々。
あれ？この人は…なんて読み返しながら読んだ。
懐かしい時代、懐かしい空気感。
何とも言えない気分の中私も登場人物と一緒にはぐれ、渦巻いた。

青山美智子さんの作品って心と身体が疲れた時にホッと一息つかせてくれる。
今回もすっきりした~。