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ある一生 新潮クレスト・ブックス
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ある一生 新潮クレスト・ブックス

ローベルト・ゼーターラー(著者), 浅井晶子(訳者)

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ある一生 新潮クレスト・ブックス

2,035

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2019/06/27
JAN 9784105901585

ある一生

¥2,035

商品レビュー

4.4

43件のお客様レビュー

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2025/01/12

どうしてなんの変哲もない(と言うにはドラマティックなのだが)市井の男の一生が、こんなにも胸を打つのか。読み始めてすぐに、大傑作ジョン・ウィリアムズ『ストーナー』に非常に良く似た味わいの物語だと感じた。 もっと無骨で朴訥としているのだけれど、どんな人生にもドラマがあり、どんな人の内...

どうしてなんの変哲もない(と言うにはドラマティックなのだが)市井の男の一生が、こんなにも胸を打つのか。読み始めてすぐに、大傑作ジョン・ウィリアムズ『ストーナー』に非常に良く似た味わいの物語だと感じた。 もっと無骨で朴訥としているのだけれど、どんな人生にもドラマがあり、どんな人の内面にも宇宙がある。運命の糸や必然としか言いようがないできごと、それらが一点に集約されるような瞬間が淡々と描き出されるさまに心が震えた。

Posted by ブクログ

2024/12/28

主人公エッガーの生涯は、国は異なるが私たちの祖父母や曽祖父母が過ごした生涯と重なる。厳しい自然、厳しい時代のなかでも現代よりもはるかに生きる実感を得られるように思えるのはなぜだろう。表層的な豊かさや優しさとは別の、魂の価値ともいうべきものについて考えさせられた。心に静かな火が灯っ...

主人公エッガーの生涯は、国は異なるが私たちの祖父母や曽祖父母が過ごした生涯と重なる。厳しい自然、厳しい時代のなかでも現代よりもはるかに生きる実感を得られるように思えるのはなぜだろう。表層的な豊かさや優しさとは別の、魂の価値ともいうべきものについて考えさせられた。心に静かな火が灯ったような読後感。

Posted by ブクログ

2024/11/24

20世紀、時代の荒波にもまれながら 誰に知られることもなく生きた1人の男の生涯。 何か大きな事を成すでもなく、特別な何かが起こるでもない。 この時代によくある人生の一つが淡々と綴られていく。 読後はなぜか清々しく満ち足りた気持ちになりました。

Posted by ブクログ