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ある一生 新潮クレスト・ブックス
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ある一生 新潮クレスト・ブックス

ローベルト・ゼーターラー(著者), 浅井晶子(訳者)

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ある一生 新潮クレスト・ブックス

2,035

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2019/06/27
JAN 9784105901585

ある一生

¥2,035

商品レビュー

4.3

41件のお客様レビュー

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2024/11/24

20世紀、時代の荒波にもまれながら 誰に知られることもなく生きた1人の男の生涯。 何か大きな事を成すでもなく、特別な何かが起こるでもない。 この時代によくある人生の一つが淡々と綴られていく。 読後はなぜか清々しく満ち足りた気持ちになりました。

Posted by ブクログ

2024/08/31

 オーストリアの山あいで二十世紀のほとんどを過ごした男の生涯をたんたんと146ページほどの文章で綴っています。76年の生涯で山から出たのはナチスの兵としてロシアのコーカサスに従軍し捕虜を含めて八年以上の従軍した以外オーストリアからの山からでることはなかった。  幼くして母をなく...

 オーストリアの山あいで二十世紀のほとんどを過ごした男の生涯をたんたんと146ページほどの文章で綴っています。76年の生涯で山から出たのはナチスの兵としてロシアのコーカサスに従軍し捕虜を含めて八年以上の従軍した以外オーストリアからの山からでることはなかった。  幼くして母をなくしアルプスの農場主のもと過酷な労働を強いられ農場主から足を痛めつけられ一生を足の障害を背負いながらもロープウェイの建設に従事して若き日の初恋を実らせるも数年で新妻を雪崩でうしなう。彼は自分を幸せな人生だったと思っている。彼の人生は他と比較することなく、金、色に溺れることなくごく平凡に真面目に過ごした。アルプスの山あいで一生を終えた人生を自然豊かに丁寧に描いてます。今年読んだ最高の文学作品と思います。  今、新宿武蔵野館で映画上映されてます。

Posted by ブクログ

2024/08/06

映画化された「ある一生」の原作。 映画は原作をほぼ忠実に表現していたと思う。 オーストラリアアルプスの寒村に生きた、一人の男の生涯。 孤児の私生児として、親戚に引き取られた男の子。 農村の仕事を強いられ育つ。 成長し、男となっても、村から出ることはなく、山の村で過ごす。 妻を娶...

映画化された「ある一生」の原作。 映画は原作をほぼ忠実に表現していたと思う。 オーストラリアアルプスの寒村に生きた、一人の男の生涯。 孤児の私生児として、親戚に引き取られた男の子。 農村の仕事を強いられ育つ。 成長し、男となっても、村から出ることはなく、山の村で過ごす。 妻を娶り、亡くし、兵隊に行き、そ してまた村に戻り生涯を終える。 映画を先に観たが、書籍で読むと、より深く男の気持ちに入り込める。 ただ、映画を観ると、彼が暮らしたオーストラリアアルプスの山々の景色が、まざまざと目の前に浮かぶ。 淡々と生きた物語。 映画を観てから、本書を読んだのは間違っていなかったと思った。

Posted by ブクログ

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