商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館クリエイティブ/小学館 |
| 発売年月日 | 2019/06/25 |
| JAN | 9784778036195 |
- 書籍
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万博入門
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万博入門
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商品レビュー
4.2
5件のお客様レビュー
万博入門 新世代万博への道 夜勤の静寂の中、この本を読み終えた瞬間、僕は心の中で「これは名著だ」と叫ばざるを得ませんでした。 著者は、空間メディアプロデューサーの平野暁臣さん。 僕が最近、万博関連の本を読み漁っている中で出会った一冊ですが、単なる歴史の教科書でもなければ、お堅い解...
万博入門 新世代万博への道 夜勤の静寂の中、この本を読み終えた瞬間、僕は心の中で「これは名著だ」と叫ばざるを得ませんでした。 著者は、空間メディアプロデューサーの平野暁臣さん。 僕が最近、万博関連の本を読み漁っている中で出会った一冊ですが、単なる歴史の教科書でもなければ、お堅い解説書でもない。これは、万博という巨大なシステムに対する「愛」と、現状に対する強烈な「危機感」が詰まった、熱い提言の書でした。 なぜ今、万博なのか。 そして、かつて人々を熱狂させたあの「渦」はどこへ消えたのか。 本書はQ&A方式という親しみやすい形式をとりながら、その核心を鋭く突いてきます。 万博の進化と「バージョン」の変遷 特に膝を打ったのは、平野さんが提唱する万博の「バージョン論」です。 * バージョン1.0: まだ世の中にモノがなかった時代。電話やエレベーターなど、イノベーションそのものを見せるだけで人々が驚愕し、熱狂できた時代。発明品自体が主役でした。 * バージョン2.0: モノが溢れかえった時代。単にモノを見せるだけでは誰も驚かない。だからこそ、「世界観」や「意味」を語ることが求められるようになった時代。 この文脈の中で、1970年の大阪万博は「バージョン1.0」と「2.0」が交錯する最高潮の瞬間だったといいます。日本中が「なんだこれは!」という正体不明のエネルギーに包まれ、異常なほどの熱気を帯びていた。当時小学6年生だった平野さんは、その原体験を胸に、つくば博以降のすべての万博に関わり続けてきた、まさに「万博の申し子」です。 「説教くさい」万博へのアンチテーゼ しかし、著者は1970年以降の万博が「尻すぼみ」になっている現状を冷静に分析します。 テーマが崇高になりすぎ、環境問題や平和など「正しさ」を語ろうとするあまり、万博がどんどん「説教くさく」なっているのではないか。期間も決まり、予算も決まり、特貫工事でパビリオンを建てて壊す……そんな旧来の「万博というスキーム(枠組み)」自体が、もはや制度疲労を起こしているのではないか、と。 この指摘には、僕も深く考えさせられました。 「このままじゃいかん」という著者の叫びは、単なる批判ではなく、「万博はもっと面白くなれるはずだ」という祈りにも似た情熱として響いてきます。 まだ見ぬ「バージョン3.0」を求めて 平野さんは問いかけます。「次のイノベーション(バージョン3.0)はまだ起きていない」と。 かつての1970年万博のような、理屈を超えた「なんだ这是(これ)は!」という熱狂。人々が我を忘れて渦に巻き込まれるような新しい万博の形は、まだ誰も見つけられていないのです。 この本を読んで、僕は「整いすぎたイベント」への違和感の正体に気づかされました。 僕たちが求めているのは、きれいな展示や正しいメッセージではなく、岡本太郎さんが太陽の塔で示したような、理解不能なエネルギーや、命が燃えるような「祭り」なのかもしれません。 総括 本書は、万博の歴史を辿る「入門書」でありながら、これからの時代に何が必要かを問う「哲学書」でもありました。 著者の平野さんのように、万博を愛し、その現場で戦い続けてきた「現代の侍」のような人たちが、裏側でどれほどの情熱を注いできたのか。それを知るだけでも、この本を読む価値があります。 万博とは、単なるイベントではない。 それは、人類が「次になにを見せてくれるんだ?」という問いに対する、必死の回答なのかもしれません。 まだ見ぬ「バージョン3.0」を、僕たち自身が追求していかなきゃいけないんちゃうか。 そんな熱い問いを突きつけられた、最高の一冊でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
万博は啓蒙する場ではもうない 発見を促し、そのことについて議論する場であり、また共感を来場者同士がする場である。 空間のメディアのつよみとは何か その場でしか感じることができないことを創出しなければならない 及第点を求めるな 祭りの精神を絶やしてはならない。
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感想 技術博覧会としての役割を失った万博。今となっては世界の文化に触れ、楽しむ機会を提供してくれる。賛成も反対もあるだろうが、知ることは必要。
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