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怖い女の話 双葉文庫
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怖い女の話 双葉文庫

柴田哲孝(著者)

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怖い女の話 双葉文庫

641

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 双葉社
発売年月日 2019/06/12
JAN 9784575522303

怖い女の話

¥641

商品レビュー

3.1

8件のお客様レビュー

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2022/02/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

追うものと追われるもの、どっちが強い? それは簡単なこと。 作品全体、それほど怖くはなかった。 あなたがほしい 血液の話が出てきて、展開がすぐにわかってしまった。 長い手紙 嘘と事実を織り混ぜた女の執念。似た話を読んだことがある。(テレビだったか、さだかではないが) 最後の恋人 自分が悪いと思っていない女は怖い。 追い詰められる男側で読むと、ドキドキ、ザワザワが、止まらない。何もかも処分したのに、ひとつだけ忘れてしまったあるものを処分していればこんな結末にはならなかったかも?狙われた時点でアウトか…面白い。 さがしもの そこまでするか、あなたが?というラスト。犯人が最後までわからなかった。 婚活の行方 結婚相談所で相手を見つける話。 お金を奪っていく話。 女の「結婚」とは何かを話す冒頭とラストの短い台詞。 これからもどこかでこのような事件は起きるかもと思わせる台詞。 壊れたおもちゃ 自分の退屈しのぎに利用される話。 男は「犯人」を、見つけようとするが『見る目のなさ』が、自分の首を絞める。間違った行動、負の連鎖。

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2020/11/19

タイトル通り、怖い女の恐怖をこれでもかというほどに描いた短編集。どれもこれもぞくりとさせられる……のだけれど。「壊れたおもちゃ」は個人的には怖くありませんでした。というより「よくやった!」と思ってしまいました(笑)。女性目線からというだけでもなく、この主人公、どうしても共感できま...

タイトル通り、怖い女の恐怖をこれでもかというほどに描いた短編集。どれもこれもぞくりとさせられる……のだけれど。「壊れたおもちゃ」は個人的には怖くありませんでした。というより「よくやった!」と思ってしまいました(笑)。女性目線からというだけでもなく、この主人公、どうしても共感できませんしね。同情する気にもなれません。 一番恐ろしかったのは「さがしもの」かなあ。まさしく最後の一行でどん底に叩き落された印象でした。「長い手紙」も嫌だなあ。つくづく、「怖い女」に嫌われるのも怖いけれど。好かれてしまうほうがよほど恐ろしいことになってしまうのですね。

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2020/03/25

六篇の短編集。 怖い女。この物語に出てくる女達は、普通は、一般的には怖いと思われる存在であろう。狂気じみたキチガイと言っても差し支えない。 が、しかし、この「普通は」「一般的には」ってのが癖もんで。 道を歩けば、電信柱がそこらじゅうに散見されるように、この類のメンヘラはありふ...

六篇の短編集。 怖い女。この物語に出てくる女達は、普通は、一般的には怖いと思われる存在であろう。狂気じみたキチガイと言っても差し支えない。 が、しかし、この「普通は」「一般的には」ってのが癖もんで。 道を歩けば、電信柱がそこらじゅうに散見されるように、この類のメンヘラはありふれてる。 法の弾劾場に立たぬ限り、一見狂気じみたここで物語れる女性達は日常に溢れている。 メンヘラって言葉が流布されるようになってから、相当イカれてても、ある種の許容というか麻痺が生まれてるな。 いや、これらを普通だと感じてしまう自分が感覚ズレを起こしてるのか... 短編の中での一番ごとに緩急をつける手腕は、さすが柴田氏。ではあるが、タイトル程の恐怖は覚えず。 やはり、個人的には柴田氏は長編の方が好みだな。

Posted by ブクログ