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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2019/05/17 |
JAN | 9784087458756 |
- 書籍
- 文庫
あのこは貴族
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あのこは貴族
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商品レビュー
4.1
353件のお客様レビュー
感想がむずかしいw 何度も書き直している。ついあらすじをダラダラ書いてしまう。 この物語は、階層についてと、分類について•••が描かれている。 主人公?の華子はカトリック系のお嬢様学校でエスカレーター式に大学を卒業し、実家は松濤だ。 松濤に家があるというだけで、お金持ちのレッテ...
感想がむずかしいw 何度も書き直している。ついあらすじをダラダラ書いてしまう。 この物語は、階層についてと、分類について•••が描かれている。 主人公?の華子はカトリック系のお嬢様学校でエスカレーター式に大学を卒業し、実家は松濤だ。 松濤に家があるというだけで、お金持ちのレッテルがつく。 その華子はお見合いを何度かするうち、やっと理想の男性に出会うのだが、「やはり自分はこのクラスの人でないとダメだ」と思う。その相手とは幼稚舎から慶應に通い、実家は代々家業を営んでいる、これまたもうひとクラス上の青木幸一郎。ルックスもばっちり。 その幸一郎には都合の良い女友達がいて、それが美紀。受験で慶應大学に合格して上京してきた。しかし親の都合で中退しなければならなくなり、そこから自力で東京でがんばっている。 この3人が、それぞれ自分の立場や理想で動き、かかわってゆく。 上の階層の人たちはその階層の人としか付き合わず、また同じ階層であっても、「結婚組」「独身組」などという目に見えない壁でカテゴライズされている。 結局どこにいれば自分が自分らしくいられるのか、それを見つけるためにあれこれ人は頑張っているのか?そんな風に思う。 ただ、私は階層は仕方ないとしても、このカテゴライズする人たちは好きじゃない。結婚してても子供がいてもいなくても、気の合う人はたくさんいるのに、と思う。 結局その人個人がどこに所属するかは生まれ持ったものと、その先の生き方によるのだと、そんな風に思う。 あ、あと、お金持ちに生まれたら、それはそれですごく大変で、庶民には分からない苦労もあるのだなと知るw
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映画を観て面白かったので、本書を手にした。 映画の脚本家が原作からどの部分を抽出して1本の映画にまとめたか、編集の工夫が想像できて面白かった。また映画では語られない登場人物の気持ちや、映画とは違った結末など、小説ならではの部分も楽しめた。
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1章の主人公である華子は世間知らずで箱入り娘のお嬢様ということもあり、正直あまり感情移入できなかった。 2章のもう1人の主人公である美紀(リエ)の登場からエンジンがかかるように面白くなっていきましたね。 最終章に入る頃には華子の自分自身は何も成し遂げておらず、選択することができな...
1章の主人公である華子は世間知らずで箱入り娘のお嬢様ということもあり、正直あまり感情移入できなかった。 2章のもう1人の主人公である美紀(リエ)の登場からエンジンがかかるように面白くなっていきましたね。 最終章に入る頃には華子の自分自身は何も成し遂げておらず、選択することができないレールに引かれた人生に共感というか同情できるようになりました。 男からは見えない、女性の苦労、孤独、辛さが非常に読みやすい文体で書かれているので、男性に是非読んで欲しいかも。 個人的に、1章の華子の婚活で関西弁を話す男に恐怖というか幻滅したところを読んで、自分は神戸出身なので悲しくなりましたね。。。関西弁は確かに上品ではないかもしれませんが、フレンドリーで親近感のわく方言だと思ってます。。
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