商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2019/04/25 |
JAN | 9784062208338 |
- 書籍
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僕が神さまと過ごした日々
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僕が神さまと過ごした日々
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商品レビュー
4
10件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
アクセル・ハッケとミヒャエル・ゾーヴァのコンビはすごく好きだ。この本も良かった。妄想とも幻覚ともつかない「事務ゾウ」を飼っている主人公のもとに現れる、自己嫌悪に苛まれているイタズラ好きの創造主。その神様が語るのを総合すると、この世界は完璧に作ったわけじゃなくて、幸せや美しさのために悪や残酷さを取り入れたら、ちょっとコンセプトとは違う感じになってしまった(人間は予定外の副産物だった!)らしい。 神様はどうしたいのか、意味のない私達の生はいったいどうすればよいのか。神様のイタズラでへんてこな不思議が起こる日常で、二人が散歩したり語り合ったりするのをゾーヴァの絵で見られるのが良い。 一人ひとりの短い生に意味なんてない残酷な世界だからこそ、自分のできることやりたいことを自ら掴み取るしかない、という一つの諦めのような、希望のような世界の核心に触れる「どおでもええ」のくだりが特に好きだ。主人公は怒るけれど、結局は受容するしかない。思いっきり「どおでもええ」をくすぐったりやめたりしてやるのが、せめてもの抵抗だ。 この本は世界に対する「くすぐり」のようなユーモアに満ちている本で、読んでいて笑ったりちょっとしんみりしたりと楽しい。またいつか読み返したい。
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感想 果たして創造主は神なのか。どこにでもいる人間が世界を作っているのかもしれない。僕たちひとりひとりが創造を司る。神に責任はない。
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『ちいさなちいさな王さま』を読んで、アクセル・ハッケの物語に興味を持ったので手に取った。今回の物語は、創造主と世界がテーマにあるので『ちいさな(略)』よりも壮大な感じがした。
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