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望み 角川文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2019/04/24 |
| JAN | 9784041082096 |
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望み
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商品レビュー
4
260件のお客様レビュー
面白かったー 偶然家に置いてあって読んだので、読みたくて自分で買ったのじゃないけど良かった。 加害者か被害者か。 そのどちらの苦悩も考えさせられるお話だった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
高一の息子が行方不明に。その友達が死体で発見された。犯人グループは二人、行方不明者が三人。 家族は加害者で生きて捕まることを望むのか、被害者で殺されていることを望むのか。 建築家の父親は取引先から付き合いを断たれたり、家に卵を投げつけられたり、マスコミに押しかけられたり。 妹も受験をどうしようか考えたり。母親は加害者でも良いから生きていて欲しいと願い、父親は仕事が無くなるので被害者を望む。お互いの主張は入れ替わったりしながら、日が過ぎる。 最終的に死体が発見される。
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※このレビューにはネタバレを含みます
最後までハラハラした。深く心を打つミステリー小説でした。 行方不明の高校生の息子が殺人事件に関わっているようだ。被害者、もしくは加害者として。 彼の帰りを待つ父、母、そして娘は、何を感じているのか。 父親は「善良な息子が犯罪者になるはずはない。だから被害者側だろう」と考える。 一方で母親は「被害者=コロされた、ということだ。犯罪者でもいいから生きていてほしい。だから息子は犯罪者側と信じたい」と考える。 この意見の衝突が大きな葛藤を生む。 私は最初、犯罪者側だろう、と思って読みすすめていた。 そのほうが真相が明らかになった後、物語の風呂敷が広げやすいだろうし。被害者側だと信じる父親目線でスタートしたから、実は加害者だったほうが驚きがあると思うし。 でも……妹さんが受験について両親におねだりをしたあたりから推測が揺らいだ。被害者だったほうが、やるせない終わりになるのでは? と。 しかしあのタイミングでの葬式参加。ということは逆に……? どちらに転ぶかは書かないので、お読みになる方はぜひ推測を立てながら進めてほしいです。 結末を予測する楽しみ方もできるけれど、登場人物の感情の追い方がとにかく丁寧で、どの場面もリアルで、胸に刺さる。 社会的な望み、愛情に基づく望み、どちらも理解できるから辛い。 ラストで分かる息子くんの望みも、……。 考えさせられる話だった。
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