商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 創元社 |
発売年月日 | 2019/04/19 |
JAN | 9784422300580 |
- 書籍
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9条入門
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9条入門
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商品レビュー
4.5
6件のお客様レビュー
まだ読んでいる途中だが、ついチカラが入ってしまうテーマですが、“目くじら立てて議論する”ことは避けよう、余裕を持って、誰しもの問題となるものは、誰しもが参加できる姿勢で臨もう、という考え方に同感しました。 その考え方を頂けたことを、まず大事にしたいです。感謝
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天皇制に宿るイデオロギーは、隷属とは異なる現人神への信奉に根付いており、敗戦という局面において存亡の危機に追いやられる。誰もが疑念に思わぬよう施された新憲法は日米の思惑が合致した経緯がある。どこまでも翻弄される "国民の象徴" は日本人の責任の捉え方を歪曲して...
天皇制に宿るイデオロギーは、隷属とは異なる現人神への信奉に根付いており、敗戦という局面において存亡の危機に追いやられる。誰もが疑念に思わぬよう施された新憲法は日米の思惑が合致した経緯がある。どこまでも翻弄される "国民の象徴" は日本人の責任の捉え方を歪曲していく現代へとつながっているのではないか。とにかく偉い人は責任を取ろうとしない、責任を取らなくてもいい "象徴" だと自称する稚拙な大人である。さらに政治を考えなくなった民も "力には力を" と武力行使を是認するようであれば、軍事裁判を免れた(昭和)天皇は嘆くであろう。この先、時の権力者は責任を取らないよ、まんまと逃げちゃうからね。彼らは尊い犠牲を軽視するだけでなく天皇同様免罪されると信じ込んでる。だから私は "戦争の放棄" を堅持する。
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改憲すべきなのか護憲すべきなのか、自分なりの意見を持ちたくて本書を手に取った。 本書では、日本国憲法ができてから日本の占領が終わるまでの過程が綿密に書かれている。今まではただ漠然と「アメリカが作った憲法」ということしか知らなかったが、アメリカと言ってもマッカーサーとアメリカ本国...
改憲すべきなのか護憲すべきなのか、自分なりの意見を持ちたくて本書を手に取った。 本書では、日本国憲法ができてから日本の占領が終わるまでの過程が綿密に書かれている。今まではただ漠然と「アメリカが作った憲法」ということしか知らなかったが、アメリカと言ってもマッカーサーとアメリカ本国のすれ違いであったり、マッカーサーと連合国軍・極東委員会の対立であったり、GHQがたった2週間ほどの期間で憲法草案を作成した事実であったり、知らないことの連続だった。そして何より、自分も含め多くの日本国民が自国の憲法の成立過程すら知らないという事実に驚いた。 正直本書を読みきった今でも、自分の中で改憲か護憲かの考えはまとまっていないし、本書の内容もあまり理解できていない気がする。なぜ日本が明治維新で欧化を進めたにも関わらず天皇主権は維持され、自らの力で完全に民主主義化することができず、結果軍部の独裁状態になってしまったのか。8月15日の終戦で何もかも失った日本国民は、「平和主義」という考えがまだないときに、どのような日本になることを望んだのか。過去を見つめ直し、反省しなければ、明るい未来は無いだろう。 勉強不足を実感した一冊だった。いろんな本を読んでから再度読みたいと思う。
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