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9条入門 「戦後再発見」双書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 創元社 |
| 発売年月日 | 2019/04/19 |
| JAN | 9784422300580 |
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9条入門
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9条入門
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敗戦後、日本は「国民主権」と「戦争放棄」、「基本的人権」を新憲法に盛り込む。 そこには連合国やアメリカ政府の思惑を他所に、次期大統領を狙うマッカーサーが戦前の「国体」である昭和天皇の戦争犯罪を問う代わりにその「空白」を埋めさせるかのように「9条」をはじめとする徹底した平和主義を日...
敗戦後、日本は「国民主権」と「戦争放棄」、「基本的人権」を新憲法に盛り込む。 そこには連合国やアメリカ政府の思惑を他所に、次期大統領を狙うマッカーサーが戦前の「国体」である昭和天皇の戦争犯罪を問う代わりにその「空白」を埋めさせるかのように「9条」をはじめとする徹底した平和主義を日本政府や憲法学者に作らせていく。 この本は「9条」誕生の最初期の歴史を詳細な資料に基づいて批評した著者存命中の遺作となった。 著者の言葉で印象に残った一文がある。 「われわれは明治維新後の近代化の過程で、なぜ西欧中心の近代国際社会に軟着陸するのに失敗したのか。なぜ天皇制の神権政治化を許したのか。なぜ天皇制をテコにした軍部独走を防止できなかったのか。なぜわれわれ自身の手で天皇制を民主化し、安定した立憲君主制にたどり着けなかったのか。なぜわれわれ自身の手で、非軍事化あるいは軍隊の民主化がはたせなかったのか。さらにはなぜわれわれ自身の手で民主化がまだ行われていないという事実から、目を背けているのか。」 これからもずっとこの問いを続ける必要があるだろう。
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昭和天皇とマッカーサーを中心として、憲法9条の成立背景、安保条約以後の変容について論じた本。かなり面白い #創元社 #加藤典洋 #9条入門 マッカーサーの政治的野心が見え隠れし、昭和天皇の免罪を勝ち取り、天皇象徴化による国民の空白を埋めた憲法という位置づけ 憲法に相互...
昭和天皇とマッカーサーを中心として、憲法9条の成立背景、安保条約以後の変容について論じた本。かなり面白い #創元社 #加藤典洋 #9条入門 マッカーサーの政治的野心が見え隠れし、昭和天皇の免罪を勝ち取り、天皇象徴化による国民の空白を埋めた憲法という位置づけ 憲法に相互主義の規定がないことについての論考は、一読の価値がある。相互主義とは 他の国が従うなら、自国の交戦権を制限して国連に委譲すること。9条について、改正議論が出るとしたら、相互主義の部分であろうと思う 「1条(天皇の民主化)によって生じた日本国民の空虚が、9条(戦争放棄)の理想の輝きによって 埋められた」という結論は なるほどと思った 著者の憲法1条9条論 *1条9条は 昭和天皇を護るために マッカーサーが書かせたもの *天皇の免罪が、世界の平和を脅かさないことの保障としての9条 *天皇制の廃止でなく、民主化によって天皇主権を否定し、天皇制の存続による軍国主義復活の排除 9条 *戦争放棄、戦力不保持、交戦権の否定 *日本政府は、1970年初頭まで「自衛権ほ否定も書き込まれている」という解釈に立っていた *相互主義の留保なく、戦争放棄条項を憲法においた 大統領候補だったマッカーサーの政治的野心 *天皇の東京裁判からの保護 *アメリカと世界に向けての画期的な憲法の提示 マッカーサー「敗戦国である日本こそ、世界平和に向けた精神的リーダーシップをとるべき」 天皇の免罪 *天皇に法的責任はある *軍部が天皇の意思に反して戦争を起こしたため、免罪理由あり *天皇を助けることで 国民の信頼を得、傀儡として利用する価値はある
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憲法9条というものがなぜこれ程不思議な法なのか、を解説する書。 ポツダム宣言受諾(終戦)から、日本国憲法成立までの細かな歴史分析で説明する。焦点はダグラス・マッカーサー。彼個人の性格と当時の状況が9条(日本国憲法)を作ったとする。 マッカーサーは当時、次期アメリカ大統領に成るべく...
憲法9条というものがなぜこれ程不思議な法なのか、を解説する書。 ポツダム宣言受諾(終戦)から、日本国憲法成立までの細かな歴史分析で説明する。焦点はダグラス・マッカーサー。彼個人の性格と当時の状況が9条(日本国憲法)を作ったとする。 マッカーサーは当時、次期アメリカ大統領に成るべく行動していた。この中で最大の実績として「太平洋戦争を終わらせ、さらに最高に邪悪な敵国を国連憲章に合致する史上初の平和主義国に生まれ変わらせた」を作りたかった。 これを実現するにあたり、日本側の実情も味方した。「昭和天皇の助命」を至上命題とする日本政府の目標と、実績実現のために天皇制が利用できると見たGHQの利害とが一致した。 しかしその後マッカーサーの次期大統領の可能性がなくなり、「死に体」となったマッカーサーはアメリカ本国から冷遇される。 敗戦の慚愧の念で苦しむのに、GHQから「絶対必要」と利用され続け、退位も出来ない昭和天皇。彼はそもそもマッカーサーの平和主義や憲法9条を全く信頼していなかった。ポストマッカーサーとして派遣されたジョン・ダレスは、マッカーサーの「非武装/米具撤退/国連に平和を委託/永世中立国」方針と全く違う日本政策を持ち込む。「日本をアメリカが軍事占領し続け、共産圏の防波堤にする」というもの。この政策は昭和天皇の意見と一致した。 非武装中立/国連主義を成し遂げたいマッカーサーと、どうにか日本の独立を実現したい吉田茂は、朝鮮戦争の最中アメリカ政府と交渉しようとするが、昭和天皇はダレスを介し、吉田/マッカーサーの頭越しにアメリカ政府と交渉を行った模様。これは天皇外交であり二重外交であった。 しかして、ダレス/昭和天皇が希望する政策は叶い、それは現在まで残され、これが憲法9条の歪みとなって現代日本を「混迷と崩壊の時代(p325)」にさせている。 昭和天皇マッカーサー会談での「全ての責任は私にある」発言には証拠がない。それどころか「責任は東絛にある」と発言していた (「全」ではないが「責任はある」とは発言)。但しこの発言は会談録かろ削除された。一方!東京裁判ではこの削除が「裏金」として使われた。「削除されたのは責任発言だ」とでっち上げられ!裁判に挑む軍人たちに耳打ちされ、それか「天皇を救うため軍部の悪行を全て証言する」動機に使われた説109 9条の、自衛権も認めない戦争放棄。我が身を省みず「捨身」で究極の平和理念を世界に先がけて実行する、という姿勢への熱狂は、護国の鬼となって「捨身」で敵への特攻を敢行するカミカゼ攻撃の自己犠牲への熱狂に通じる。賛美と陶酔の形が同じ。これは私たち日本国民みつきまとう最大の落とし穴といえるかもしれない。188 9条はマッカーサーの押し付け(大統領選のための箔づけ)であったと同時に、日本国民側の必要装置であった。新憲法で、天皇の民主化によって生まれた道義心の「空白」(天皇を戴く日本の正統性と神聖さの喪失)を、戦争放棄の理想の「光輝」によって「埋め合わせ」するという装置192 ジョン・ダワーは自著で、昭和天皇について、あれだけ十分に軍国主義の傀儡になった天皇が、今度、民主主義の傀儡になれないことはないだろう。というアメリカ側の判断を書いている194 昭和天皇は1948年、自分の忠臣の東条らが絞首刑になった日、泣きはらした。退位したいと願ったが、アメリカから拒否された。生きていけないと思った彼はカトリック教に接近した。原武史の書に詳しい。197 昭和天皇は75年の記者会見で戦後初めて「戦争責任」の質問をされた。そこで「文学方面のことは」「よくわからない」と答える。この答えのように、被侵略国の人民、日本国民などへの良心の呵責などなく、ただ皇祖皇宗に懺悔してただけだと(著者)は思っていた。しかし発見された「謝罪の詔書」などを分析したら、感慨も生まれ自分の考えの迂闊さを感じた310 私の信じていることがある。歴史をいったん非専門家の目で振り返ることは、人間が未来をまっさらに構想するうえで欠かせない作業なのではないかということ。その結果、無数の混乱か整理され、多くの謎が解ける。328
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