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奪われたクリムト マリアが『黄金のアデーレ』を取り戻すまで
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奪われたクリムト マリアが『黄金のアデーレ』を取り戻すまで

エリザベート・ザントマン(著者), 永井潤子(訳者), 浜田和子(訳者)

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奪われたクリムト マリアが『黄金のアデーレ』を取り戻すまで

2,420

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 梨の木舎
発売年月日 2019/04/04
JAN 9784816619021

奪われたクリムト

¥2,420

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2019/08/01

今まで、知らないでいた! クリムトの絵だけを見ていた感が、強い。 この肖像画が、ナチによるユダヤ人所有物の略奪迄、アデーレ家の物であり、この返還を求めて、遺族たちが、戦後、取力を重ねるのだが、、、、 この要求をオーストリアの公的機関は、拒否してきた。 亡命しても、全財産を奪わ...

今まで、知らないでいた! クリムトの絵だけを見ていた感が、強い。 この肖像画が、ナチによるユダヤ人所有物の略奪迄、アデーレ家の物であり、この返還を求めて、遺族たちが、戦後、取力を重ねるのだが、、、、 この要求をオーストリアの公的機関は、拒否してきた。 亡命しても、全財産を奪われてしまわなければいけなかったアデーレ家の落胆は、いかほどのものであったか! 美術品・家具に至るまで、何もかも、無くしてしまわなければいけなかった事。そして、一歩間違えば、命まで、取られてしまう。 しかし、アデーレの姪が、高齢になっても、オーストリアという国家という大きな大きな壁を打ち破るのに、費やしてきて、この絵を勝ち取る。 所有者への返還へどれだけの時間と動力を使わなければ、戻ることが不可能だったのか? 独裁政治、戦争とは、何と残酷で、むごい事をしてきているのだろうと、、、、 日本は、平成時代は、戦争もなく過ごしたことに、本当に、感謝しないといけないと、思った1冊であった。

Posted by ブクログ

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