商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2019/03/16 |
JAN | 9784120051760 |
- 書籍
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少年は死になさい…美しく
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少年は死になさい…美しく
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商品レビュー
2.7
17件のお客様レビュー
「ーいいか?人生っていうのは、怠けただけの未来しか用意してくれないんだ。後悔先に立たずだ」(P.126) 人間は、習慣の生き物であり残酷な生き物でもある。人が車に撥ねられ内臓がアスファルトに撒き散らされる現場を目の当たりにしても、時間が経てばバラエティ番組を観て馬鹿笑いしたり恋...
「ーいいか?人生っていうのは、怠けただけの未来しか用意してくれないんだ。後悔先に立たずだ」(P.126) 人間は、習慣の生き物であり残酷な生き物でもある。人が車に撥ねられ内臓がアスファルトに撒き散らされる現場を目の当たりにしても、時間が経てばバラエティ番組を観て馬鹿笑いしたり恋愛映画に胸をときめかせたりするようになる。 ボスニアで餓死し骨も皮になった幼児の映像を観ても、時間が経てば肉を食らいラーメンを啜るようになる。 末期癌で苦しんだのちに亡くなった親の最期を看取っても、時間が経てばアダルトビデオを観て自慰行為に耽ったり、恋人とセックスするようになる。 だからといって、その人間が冷酷なわけでも非常識なわけでもない。 胸を痛め、場合によっては心に深い傷ができるだろう。 だが、その胸の痛みも心の傷も、時の流れととも(薄らいでゆき、最後には忘却してしまう。 それが、生きる、ということだ。 人間は生きるために、慣れるという能力を授かった。 人間は生きるために、残酷な一面を誰もが持ち合わせていた。 そもそも、他の動物を殺し、肉や内臓を食らい生命を維持していること自体が、人間の本質を現している。(P.173) 人間は、一つの欲を満たしたら、二つめの欲、三つ目の欲を満たそうとする生き物だ。(P.241) 恭介の人で芸術作品を作ろうとしているところ自体が狂いすぎていて、常軌を逸していて思わず笑ってしまうほど。篠原のサイコパスさや、殺される寸前まで全く恐怖を感じていないところが、こんな人が実際に近くにいたら誰も信じられなくなりそう。毎日、たくさんの人と関わる中で特殊な嗜好を持っている人もいると思うので、恭介のような人が居てもおかしくはないだろう。恭介の中学時代の傑作を覚えていてたまたま口にしただけなのに妻を殺され、巻き込まれた警部が可愛そう。久しぶりに新堂冬樹を読んだが、殺人の仕方の描写が生々しすぎるし、読んでいると「うっ( ´;゚;ё;゚;)」てなる。人殺して描いているのか?レベルでこの人の世界観がほんとに分からなくなった。
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新堂冬樹史上最悪の作品とあったが、私の読了本の中で史上最悪の作品だった。 面白かったのは最初の10ページ程度。 主人公は妊娠中の妻、二歳の娘と共に35年ローンで購入した建売住宅に住むサラリーマン、恭介。 帰宅後の異常とも思える潔癖ぶりに、この後の展開を想像し期待したが、そこ...
新堂冬樹史上最悪の作品とあったが、私の読了本の中で史上最悪の作品だった。 面白かったのは最初の10ページ程度。 主人公は妊娠中の妻、二歳の娘と共に35年ローンで購入した建売住宅に住むサラリーマン、恭介。 帰宅後の異常とも思える潔癖ぶりに、この後の展開を想像し期待したが、そこからラスト1ページまでは、まさに目を覆う様な描写と展開で気分は最悪だった。 どこかに救いがあるのかと思い読み続けたが、そこには4人の少年達の悪魔の様な行為と恭介のサイコパスでサイボーグの様な行動だけだった。 これ程までに後味の悪い作品もないだろう。
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評価低いなと思ったけど、読んですぐひどい場面。主人公が復讐に燃えるならまだ共感できるけど…。鬼畜を上回る鬼畜ぽい。。 あと、芸術性うんぬん言う割には作品タイトルが陳腐。 突然出てきた刑事さんの勘が全て当たるってのも…。 突っ込みどころは他にも多々あるけどさ。 ラスト、よく分からな...
評価低いなと思ったけど、読んですぐひどい場面。主人公が復讐に燃えるならまだ共感できるけど…。鬼畜を上回る鬼畜ぽい。。 あと、芸術性うんぬん言う割には作品タイトルが陳腐。 突然出てきた刑事さんの勘が全て当たるってのも…。 突っ込みどころは他にも多々あるけどさ。 ラスト、よく分からなかった。
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