少年は死になさい…美しく の商品レビュー
「ーいいか?人生っていうのは、怠けただけの未来しか用意してくれないんだ。後悔先に立たずだ」(P.126) 人間は、習慣の生き物であり残酷な生き物でもある。人が車に撥ねられ内臓がアスファルトに撒き散らされる現場を目の当たりにしても、時間が経てばバラエティ番組を観て馬鹿笑いしたり恋...
「ーいいか?人生っていうのは、怠けただけの未来しか用意してくれないんだ。後悔先に立たずだ」(P.126) 人間は、習慣の生き物であり残酷な生き物でもある。人が車に撥ねられ内臓がアスファルトに撒き散らされる現場を目の当たりにしても、時間が経てばバラエティ番組を観て馬鹿笑いしたり恋愛映画に胸をときめかせたりするようになる。 ボスニアで餓死し骨も皮になった幼児の映像を観ても、時間が経てば肉を食らいラーメンを啜るようになる。 末期癌で苦しんだのちに亡くなった親の最期を看取っても、時間が経てばアダルトビデオを観て自慰行為に耽ったり、恋人とセックスするようになる。 だからといって、その人間が冷酷なわけでも非常識なわけでもない。 胸を痛め、場合によっては心に深い傷ができるだろう。 だが、その胸の痛みも心の傷も、時の流れととも(薄らいでゆき、最後には忘却してしまう。 それが、生きる、ということだ。 人間は生きるために、慣れるという能力を授かった。 人間は生きるために、残酷な一面を誰もが持ち合わせていた。 そもそも、他の動物を殺し、肉や内臓を食らい生命を維持していること自体が、人間の本質を現している。(P.173) 人間は、一つの欲を満たしたら、二つめの欲、三つ目の欲を満たそうとする生き物だ。(P.241) 恭介の人で芸術作品を作ろうとしているところ自体が狂いすぎていて、常軌を逸していて思わず笑ってしまうほど。篠原のサイコパスさや、殺される寸前まで全く恐怖を感じていないところが、こんな人が実際に近くにいたら誰も信じられなくなりそう。毎日、たくさんの人と関わる中で特殊な嗜好を持っている人もいると思うので、恭介のような人が居てもおかしくはないだろう。恭介の中学時代の傑作を覚えていてたまたま口にしただけなのに妻を殺され、巻き込まれた警部が可愛そう。久しぶりに新堂冬樹を読んだが、殺人の仕方の描写が生々しすぎるし、読んでいると「うっ( ´;゚;ё;゚;)」てなる。人殺して描いているのか?レベルでこの人の世界観がほんとに分からなくなった。
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新堂冬樹史上最悪の作品とあったが、私の読了本の中で史上最悪の作品だった。 面白かったのは最初の10ページ程度。 主人公は妊娠中の妻、二歳の娘と共に35年ローンで購入した建売住宅に住むサラリーマン、恭介。 帰宅後の異常とも思える潔癖ぶりに、この後の展開を想像し期待したが、そこ...
新堂冬樹史上最悪の作品とあったが、私の読了本の中で史上最悪の作品だった。 面白かったのは最初の10ページ程度。 主人公は妊娠中の妻、二歳の娘と共に35年ローンで購入した建売住宅に住むサラリーマン、恭介。 帰宅後の異常とも思える潔癖ぶりに、この後の展開を想像し期待したが、そこからラスト1ページまでは、まさに目を覆う様な描写と展開で気分は最悪だった。 どこかに救いがあるのかと思い読み続けたが、そこには4人の少年達の悪魔の様な行為と恭介のサイコパスでサイボーグの様な行動だけだった。 これ程までに後味の悪い作品もないだろう。
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評価低いなと思ったけど、読んですぐひどい場面。主人公が復讐に燃えるならまだ共感できるけど…。鬼畜を上回る鬼畜ぽい。。 あと、芸術性うんぬん言う割には作品タイトルが陳腐。 突然出てきた刑事さんの勘が全て当たるってのも…。 突っ込みどころは他にも多々あるけどさ。 ラスト、よく分からな...
評価低いなと思ったけど、読んですぐひどい場面。主人公が復讐に燃えるならまだ共感できるけど…。鬼畜を上回る鬼畜ぽい。。 あと、芸術性うんぬん言う割には作品タイトルが陳腐。 突然出てきた刑事さんの勘が全て当たるってのも…。 突っ込みどころは他にも多々あるけどさ。 ラスト、よく分からなかった。
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グロかった 作家さんの想像力どうなってんの、、 でも刑事の勘とかラストが駆け足で雑な印象 常人じゃ理解できないな
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エロ、グロに耐性無い方は読まない方がいい作品です。あと、救いが一切ありません。 読了後はうわー…と陰鬱になるので、楽しいものを用意しておく事をオススメします。 アニメPSYCHO-PASSを彷彿とさせるような雰囲気で脳内で恭介は槙島役のCV櫻井孝宏さんに変換して一気に読みまし...
エロ、グロに耐性無い方は読まない方がいい作品です。あと、救いが一切ありません。 読了後はうわー…と陰鬱になるので、楽しいものを用意しておく事をオススメします。 アニメPSYCHO-PASSを彷彿とさせるような雰囲気で脳内で恭介は槙島役のCV櫻井孝宏さんに変換して一気に読みました( ˊᵕˋ )
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少年らの凶悪さ幼稚さを出すためとはいえ言葉遣いが不快やった(私怨みたいになってしまうけど) サイコホラー作家の方の想像力ってほんまにすごい
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エロもグロも嫌いじゃないしむしろ好きな方だけど、ここまで品がないと美しくないと言うか文学ではないと思う。小学生でも読めるような直接的な文章表現で18禁の描写を描こうとしてるから読んでて疲れないし分かりやすいけど退屈。内容もサイコパスvsサイコパス。ゴジラvsキングギドラぐらいの差...
エロもグロも嫌いじゃないしむしろ好きな方だけど、ここまで品がないと美しくないと言うか文学ではないと思う。小学生でも読めるような直接的な文章表現で18禁の描写を描こうとしてるから読んでて疲れないし分かりやすいけど退屈。内容もサイコパスvsサイコパス。ゴジラvsキングギドラぐらいの差しかないもんだからどっちにも感情移入できない。
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※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルと帯に惹かれて読んだら、とんでもない「残虐残酷非道な殺人を犯した少年」が「眠っていた自称"芸術家"の猟奇殺人鬼」に火をつけた話だった。 刑事も言ってるけど、自分達の"普通と常識"から完全逸脱した人間の到底理解できない行いが連ねられていて、とても理解なんてできないけれど。こういう話を書く作家さんの脳内や思考はどうなっているんだろうという興味は絶えないから読んでしまう…。 一日で読み終えてしまうほど、展開が気になって目が離せなかったけれど、何か他のものを摂らないと後味悪過ぎる酷い印象が残る話だった。 一応、ネタバレにチェックを入れておきます。
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※このレビューにはネタバレを含みます
新堂冬樹史上、最低最悪の作品とだけあって、まぁグログログロ、エロ、グログログロ、極悪非道の詰め合わせだな~。 妻と娘を陵辱の上殺された男の復讐劇かと思っていたら、更にいっちゃってるサイコパスだった。 最悪の悪童、篠原までもを自分の作品にしてしまう。 ラストは解りにくいが、恭介がおそらく中森を刺した後、隠れていた田山から腹を撃たれる。 それを知らせにいった田山は、半狂乱になっている名倉に殺されたのかな?と考察してみた。 おすすめ出来ないが、黒新堂さんやっぱり面白い。
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ラストの解釈がほしいです。 ひたすらグロい( ˊᵕˋ ;)エログロ好きだけど、品がないというか、、、、ファーストキスはいいけど やっぱ大人になると凡庸になるんですかね(笑)
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