商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | ハーパーコリンズ・ジャパン |
| 発売年月日 | 2019/03/15 |
| JAN | 9784596541086 |
- 書籍
- 文庫
戦場のアリス
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戦場のアリス
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商品レビュー
4.5
31件のお客様レビュー
WW1、イヴはアリス・ネットワークのリリーの下で対ドイツのスパイ活動に身を投じる。一方WW2後に行方不明になったローズを探すシャーリーはイヴと出会い、二人の運命が交錯する。 「狙撃手ミラの告白」で重厚な筆致と史実をベースに組み立てたミステリを読ませてくれたケイト・クインの邦訳第...
WW1、イヴはアリス・ネットワークのリリーの下で対ドイツのスパイ活動に身を投じる。一方WW2後に行方不明になったローズを探すシャーリーはイヴと出会い、二人の運命が交錯する。 「狙撃手ミラの告白」で重厚な筆致と史実をベースに組み立てたミステリを読ませてくれたケイト・クインの邦訳第一作です。第一次大戦にフランスを舞台にイギリスのスパイとして活躍したアリス・ネットワークは実在ですし、多くの登場人物も実在です。それら戦争期に実在した出来事をベースに創作を乗せて小説にするのはケイトの十八番ですが、今回はスパイが題材ということで、概ね怖いし痛いし辛いし、読んでいて大変しんどい作品になっていました。最後にややハッピーエンドなのが救いです。 しかし他作品でもそうなのですが、ケイトの戦争に対して真っ向から目を背けずに対峙して作品に描きこむ、その胆力というか、戦争そのものへの思いというか、今回もそこの部分に胸を打たれました。特に戦時下における女性(蔑ろにされるその価値)という部分は、本当にケイトの創作の芯になっているんだなあ、と思わされました。ケイトは多作ではありませんが、他にも戦時下の女性をテーマに作品を書いているので、色々読んでいきたいと思います。
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第一次世界大戦中に対ドイツのスパイ網「アリスネットワーク」を築き上げた女性スパイがいた…という史実を下敷きにした話。 第二次世界大戦後、行方不明の従姉妹を探すアメリカ人女性のシャーリーが、元アリスネットワーク所属の老女イヴとともにフランス中を探し回るという探索行。 イヴが現役のス...
第一次世界大戦中に対ドイツのスパイ網「アリスネットワーク」を築き上げた女性スパイがいた…という史実を下敷きにした話。 第二次世界大戦後、行方不明の従姉妹を探すアメリカ人女性のシャーリーが、元アリスネットワーク所属の老女イヴとともにフランス中を探し回るという探索行。 イヴが現役のスパイだった過去のパートと、シャーリーが従姉妹を探している現在のパートとが、交互に語られる。 本は厚いが、過去パートはハラハラしっぱなしで、現在パートも尻上がり的にドキドキハラハラ感が上がってくる(おまけにロマンス成分もあり)という良質エンタメ作品でした。 ハッピーエンドなのも良い。
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最高でした!国のためになんとか役に立とうとする女スパイたちの熱い物語です。イブが、スパイに勧誘される場面の冒頭からものすごくのめり込みました!進むにつれて、特にイブの過去の1915年パートの緊迫感がすごくて、先がどうなるのか気になって仕方ありません。一方のシャーリーの1947年パ...
最高でした!国のためになんとか役に立とうとする女スパイたちの熱い物語です。イブが、スパイに勧誘される場面の冒頭からものすごくのめり込みました!進むにつれて、特にイブの過去の1915年パートの緊迫感がすごくて、先がどうなるのか気になって仕方ありません。一方のシャーリーの1947年パートは、イブと共に、戦争の爪痕が残るフランスを幼馴染を探して回るパート。そして最後の怒涛の復讐へと息つく間もなかったです。イブもシャーリーもカッコいい!この人の作品をこれからも追いかけたいと思います
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