商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ハーパーコリンズ・ジャパン |
発売年月日 | 2019/03/15 |
JAN | 9784596541086 |
- 書籍
- 文庫
戦場のアリス
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戦場のアリス
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商品レビュー
4.5
29件のお客様レビュー
最高でした!国のためになんとか役に立とうとする女スパイたちの熱い物語です。イブが、スパイに勧誘される場面の冒頭からものすごくのめり込みました!進むにつれて、特にイブの過去の1915年パートの緊迫感がすごくて、先がどうなるのか気になって仕方ありません。一方のシャーリーの1947年パ...
最高でした!国のためになんとか役に立とうとする女スパイたちの熱い物語です。イブが、スパイに勧誘される場面の冒頭からものすごくのめり込みました!進むにつれて、特にイブの過去の1915年パートの緊迫感がすごくて、先がどうなるのか気になって仕方ありません。一方のシャーリーの1947年パートは、イブと共に、戦争の爪痕が残るフランスを幼馴染を探して回るパート。そして最後の怒涛の復讐へと息つく間もなかったです。イブもシャーリーもカッコいい!この人の作品をこれからも追いかけたいと思います
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- ネタバレ
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ケイト・クインの本邦初訳、歴史ミステリ。現在まで本作を含め4作品出版されている(全てハーパーBOOKS)。 二人の女性が主人公。 第二次世界大戦後、ある目的のために母親とスイスに向かう途中、密かに行方不明のいとこを探す決意をするシャーリー。 第一次世界大戦中、アリスネットワークと呼ばれるスパイ組織に配属となったイヴ。 戦後と戦中の二人の人生が交わった時、意外な敵が見えてきて。。。 名作。600ページ以上で非常に分厚いが、苦にならないほど引き込まれる作品だった。 イブ視点の戦中の場面は重苦しくハラハラさせられる一方、中盤以降のシャーリーとイブ、イブに雇われているフィンのロードノベル感も良く。 文句なしのラストで、大満足の作品。 あえて言うなら、邦題の「戦場のアリス」はかっこいいんだが、作中に出てくる「アリス」にそこまでスポットライトが当たることはなく(凄く大事なポジションではあるが。。。)。アリスネットワークのスパイたちってことなんだろうけど、若干伝わり辛かったかなぁ。 なんとなく最近ご無沙汰のケイト・モートンの作風に近くて、大歓喜でした。
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第二次大戦中に消息不明になった従姉ローズを捜す米国の女子大生シャーリーはローズの情報を得るため、第一次大戦中にフランスの諜報機関でアリス・デュボア(リリー)が統括するネットワークに属し、現在ロンドンに住むイヴ・ガードナーを訪ねる。物語では実在したアリス・デュボアやヴァイオレット・...
第二次大戦中に消息不明になった従姉ローズを捜す米国の女子大生シャーリーはローズの情報を得るため、第一次大戦中にフランスの諜報機関でアリス・デュボア(リリー)が統括するネットワークに属し、現在ロンドンに住むイヴ・ガードナーを訪ねる。物語では実在したアリス・デュボアやヴァイオレット・ラメロン、キャメロン大尉の対独諜報活動が事実に基づきトレースされ、イヴの献身的な行動と、悲劇で刻まれた深いトラウマが描かれる。忘却の河を意味するル・レテというドイツ軍用のレストランを経営するフランス人売国奴ルネの残虐な人間性の設定が怒哀の情を煽る。シャーリーの役割は少なく、原題の「アリスネットワーク」のイヴとリリー、ヴァイオレットの物語にした方がより密度の濃いものになり読み応えのあるものになっていたのではと感じながら読了しました。 そう、垂れ込める悲嘆の雲を忘れることはできなくても、 その下で踊ることはできる。いまは足が重くても、いつか雲の下から抜け出して軽やかに踊れるかもしれない。Well, not forget my hovering cloud of grief, but at least dance under it. My feet might be heavy now, but maybe someday I could dance my way out from under the cloud. 「それ(花)が女の名前の場合は二種類あるのよ」イヴが言った。「きれいな花瓶に活けられて安閑としている花と、どんな状況でも生き延びる花・・・・悪に根を張ってでも。リリーは後者だった。あんたはどっち?」“There are two kinds of flowers when it comes to women,” Eve said. “The kind that sit safe in a beautiful vase, or the kind that survive in any conditions . . . even in evil. Lili was the latter. Which are you?”
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