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マネージング・イン・ザ・グレー ビジネスの難問を解く5つの質問
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マネージング・イン・ザ・グレー ビジネスの難問を解く5つの質問

ジョセフ・L・バダラッコ(著者), 山形浩生(訳者)

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マネージング・イン・ザ・グレー ビジネスの難問を解く5つの質問

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 丸善出版
発売年月日 2019/01/31
JAN 9784621303603

マネージング・イン・ザ・グレー

¥2,640

商品レビュー

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2024/10/07
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お勧め図書として紹介を受けたので拝読。著者はジョセフ・L・バダラッコ氏。ハーバードビジネススクールの教授。 感想。難しい。ここ数年で出会った本の中でもっとも難しい。読んでもうまく入ってこない。。日頃から分かりやすい本ばかり読んでて思考訓練が足りてないのか。。 でも、すごい深くて、読んで良かったと思う。 備忘録 ・マネージャーが仕事で直面する一番難しい問題は、白黒はっきりしないグレーな領域。それを解決するための実務的な手法を紹介してくれる。 ・グレー領域に共通しているのは、通常はその問題に直面すると、一生懸命問題や状況を理解しようとしていること。いわゆる「分析」「情報収集」。それでも逡巡するのがグレー領域。 ・解決手法を極めてシンプルにいうと「他の人々と協力して、問題についての正しい情報を得て、思慮深く分析して、現実的な解決策を出す」こと。その具体的な検討ステップが、以降の5つの質問に、この順番で、全て考えていくこと。 ①【影響】純・純影響はなんだろうか?(いきなり意味わからないが‥)。要するに、影響を受けるすべての物事を挙げろということ、と私は解釈した。すぐに結論を出すな、まずは何が起きるかをよく考えろ。考えるプロセスが重要で、安易な直感に頼らず、他の人にも聞いて、他の人にも調べてもらい、議論して、影響を把握しろ。判断に時間がかかり、物事を遅くしてしまうのはわかる。それでもだ。その為には適切な人と議論しろ。あらゆる選択肢を挙げる。有望案にも敢えて反論をもらおう。 ②【責務】自分の中核的な責務とはなんだろうか?。先ずは経済性はしっかり見る。でもそれだけではなく、道徳的に、人間的に、正義で公正かも。ただこれだと障壁が増えるので、それも破壊しろ。 ③【現実主義】ありのままの世界では何がうまくいくだろうか?(この質問もわかりにくい、もっとハッキリ書いてほしい泣)。ありのままの世界では、人間は非合理な部分がたくさんあり、誰がどんな反応をするかなど予測できない。環境は厳しく、危険で満ち溢れている。人間は利己的で、冷たく、合理的で戦略的で、それをうまく隠しながら動ける人もいればやり方が下手な人もいる。そういったありのままの世界に直視してよく考えろ。 ④我々は何者だろうか?。我々を定義づける人間関係や価値観、規範に注意を払え。先にあるべきは社会であって個人ではない。例えるならば、単に目の前の問題に答えるのではなく、長い社史の物語に適切な一文をつけ足すようなもの。 ⑤自分で納得できるのは何か?。最後は納得して決めろ。その為にはプロセスが重要だ。逆に言えばプロセスから得られる納得感以外は期待できない。

Posted by ブクログ

2023/05/06

ハーバード・ビジネス・スクールでリーダーシップ論などを教えているバダラッコ教授による新著です。本書ではビジネスリーダーが、グレー領域の問題に出くわした際に、自問自答すべき5つの質問群について詳しく解説しています。質問について解説する、ということは裏返せば、グレー領域を解決する万能...

ハーバード・ビジネス・スクールでリーダーシップ論などを教えているバダラッコ教授による新著です。本書ではビジネスリーダーが、グレー領域の問題に出くわした際に、自問自答すべき5つの質問群について詳しく解説しています。質問について解説する、ということは裏返せば、グレー領域を解決する万能な「答え」はない、ということであります。答えを求めがちな日本人からすると、強烈な肩透かしをくらった感覚になるのだと思いますが、私は著者の主張に完全に同意できます。グレー領域に直面したら、最後はいかに広く深くその影響を考えることができ(第1)、自分の責務に照らし合わせ(第2)、実務的な側面を熟慮し(第3)、自分が所属する組織(会社等)の価値観に照らしてどうかを考え(第4)、最後は自分が納得できるのか(第5)、ということに尽きるのでしょう。第1から第3の質問までは分析的な要素が強いですが、第4、第5は組織や自分自身のミッションや価値観、倫理観が問われてくるわけです。 2020年7月時点、世界はまだ新型コロナウイルス感染拡大が収束していませんが、この5つの原則は政治リーダーたちにも深く心に刻み込むべきです。意思決定のための時間の猶予が少ないことはわかっているのですが、日本の政治家がこの5つの質問を少しでも実践したら、政治家の発言から「苦渋の決断である」ことがにじみ出てくるのではないかと思うのです。本書、書かれていることは明快の真逆と言ってもよく、一度読んでも完全には腹落ちしないので、2回は読む必要があるかと思います。唯一おしむらくは、翻訳の質が低く、誤字脱字も多いということでしょうか。増刷時の改善を望みます。

Posted by ブクログ

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