商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2019/01/31 |
JAN | 9784103522614 |
- 書籍
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吃音
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吃音
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商品レビュー
4.3
31件のお客様レビュー
父親が重度の吃音だったので興味深く読んだ。 父親とはまともに会話すらした事がないけどこの本を読んで何となく今になって内面が垣間見えたような気がする。 死のうの思った事も一度や二度はあったのだろうな。
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私も吃音持ちで苦労の多い人生を送ってきたため、書中の数々のエピソードは共感の嵐だった。 P23 吃音の苦しみとは、 他者とのコミュニケーションの一端が絶たれること。 吃音は個人差が大きく、個性だとプラスに捉える者もいれば、恥や短所とネガティブに捉えている者もいる。 重度になる...
私も吃音持ちで苦労の多い人生を送ってきたため、書中の数々のエピソードは共感の嵐だった。 P23 吃音の苦しみとは、 他者とのコミュニケーションの一端が絶たれること。 吃音は個人差が大きく、個性だとプラスに捉える者もいれば、恥や短所とネガティブに捉えている者もいる。 重度になるとみじかい言葉でさえ発声に長い時間を要するため、障害者認定を受け、手帳を発行してもらい障害者として生きる道を選択するケースもある。 P74など。 P101 就職面接で吃音症状が出たために落とされた人は少なくないが、原因は全て吃音という訳では無い。 何でもかんでも吃音のせいばかりにしていてはいけない。 その通りだ。 自分も何かにつけて、「自分には吃音があるからだめなんだ」と卑屈になっていた。 壁にぶち当たったとき、直視することから逃げていたのだ。 吃音があっても自分にはこういう長所、強みがある。ということをアピールすることは、吃音の有無問わず誰でもできることだと、あとがきで著者も記している。 また、私の父は吃音者だが、母は非吃音者だ。幼少期に吃音の兆候が出見え始めたころ、母は私のことを心配し地元の小学校に開設されている「言葉の教室」を探して通わせてくれていた。 自身の吃音や息子である私に対して否定的な態度だった父とは対照的に、母は私を見守り、大切に育ててくれた。 しかし、時折私が激しく吃ったときに笑ったり、茶化すような態度をとったこともあり、それらの場面は今も悲哀の思い出として胸に残っている。 ただ、吃音のない人間にとって吃音とはどんなものが理解するのは難しいと、大人になってから思ったのだ。 子供の自分はそれを母に強く期待し、甘えていたのだと。 吃音のある子供への向き合い方に悩む親は多いが、 「息子と共に悩み、考え続ける中でようやく、吃音のあるそのままの息子を、心から愛せるようになった」 とP177の 母親は語っている。 P198〜の吃音改善トレーニングの方法は参考になる。 吃音を不便に感じている当事者は多く、巷には信ぴょう性の不確かな吃音改善に関連する情報が溢れかえっている。 そんな中、自分も少しでも不自由さを無くすために吃音改善に向けて自主トレを行っている。
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星10個つけたい本!! 私自身吃音に長年悩まされて、 学校での発表、友達や先生と話すときの焦り、うまく喋れないときの周囲の反応への恐怖など、常に感じながら大人になった。 だから自然と無口になり、他の人の顔色を必要以上に気にするようになった。 周りの人はなんで普通に話せるのに、自...
星10個つけたい本!! 私自身吃音に長年悩まされて、 学校での発表、友達や先生と話すときの焦り、うまく喋れないときの周囲の反応への恐怖など、常に感じながら大人になった。 だから自然と無口になり、他の人の顔色を必要以上に気にするようになった。 周りの人はなんで普通に話せるのに、自分にはできないんだろう? 自分がもし、普通に話せるようになったらどんなに楽しい人生なんだろう?と考えたりした。 著者の近藤さんも吃音に悩んでおり、同様の障害を抱える人への丁寧な取材のおかげで、本書にはたくさんの当事者が登場します。 各エピソードは当事者苦悩や葛藤をリアルに伝えてくれるし、吃音とその周辺の問題について、とても分かりやすく過不足なく伝えてくれる近藤さんの文章も素晴らしい。 自分のことを思い返すと、 言葉やコミュニケーションについて、たぶん吃音のおかげで他の人より悩んできた。 言葉やコミュニケーションを武器に仕事をする「教師」という職業を選んだのも、もしかしたら吃音の存在があったからなのかも、と考えたりもします。
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