
- 新品
- 書籍
- 文庫
- 1225-01-01
あひる 角川文庫

572円
獲得ポイント5P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2019/01/24 |
JAN | 9784041074435 |
- 書籍
- 文庫
あひる
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
あひる
¥572
在庫なし
商品レビュー
3.8
242件のお客様レビュー
不穏さを味わう作品だと感じた。一見平穏な日常の中に小さな違和感がぽつりぽつりと現れて、けれども作者も主人公もそれを深く追わずそっと目を逸らす。そんな感じ。違和感があるからどうということはない、けれどどうしてかおかしなところがある。その追われることのない違和感を想像で追ってみる(考...
不穏さを味わう作品だと感じた。一見平穏な日常の中に小さな違和感がぽつりぽつりと現れて、けれども作者も主人公もそれを深く追わずそっと目を逸らす。そんな感じ。違和感があるからどうということはない、けれどどうしてかおかしなところがある。その追われることのない違和感を想像で追ってみる(考察する)のがこの本の楽しみ方なのかもしれない。 一言で言えば不思議だった。かなり好きだった。
Posted by
医療資格の勉強をしている「わたし」と両親が暮らす家に、知人から譲り受けた一羽のあひるがやってくる。 それをきっかけに、近所の子どもたちが集まり、静かだった家に少しずつにぎやかさが戻っていく——そんな日常を、子どもの日記のように淡々と綴った物語。 一見穏やかな日常の中に、ふとした...
医療資格の勉強をしている「わたし」と両親が暮らす家に、知人から譲り受けた一羽のあひるがやってくる。 それをきっかけに、近所の子どもたちが集まり、静かだった家に少しずつにぎやかさが戻っていく——そんな日常を、子どもの日記のように淡々と綴った物語。 一見穏やかな日常の中に、ふとした違和感や不穏さが顔をのぞかせ、読み手の心に静かなざわめきを残す。 しかし同時に、あひるの存在にくすりと笑ってしまう可笑しさや、他者への温かなまなざし、人間の存在そのものへの愛しさや、どこか諦観めいた無常感も漂う。 どの印象も間違いではなく、それでいてどれか一つでは語りきれない——この言い尽くせなさこそが、この物語の大きな魅力である。
Posted by
あひるがかわいいジャケ買い本。文字も大きくすぐに読み切れた。 3編のうち2話と3話は繋がっているお話だった。相変わらず今村夏子さんの作品は不気味だ。あひるというかわいいイメージとは異なる違和感、不気味さがじわじわ迫ってくる。 後ろでおばあちゃんが見ていないか少し怖くなる。
Posted by