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ナラティヴと共同性
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ナラティヴと共同性
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商品レビュー
4.5
4件のお客様レビュー
出版社(青土社)のページ http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3239 紹介、目次、著者 インタビュー記事(宮田文久)「what is interview? インタビューって、何だろう?:ナラティヴ・アプローチの研究者、野口裕...
出版社(青土社)のページ http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3239 紹介、目次、著者 インタビュー記事(宮田文久)「what is interview? インタビューって、何だろう?:ナラティヴ・アプローチの研究者、野口裕二に訊く——連載|編集できない世界をめぐる対話 ⑤」 https://hillslife.jp/culture/2023/08/03/what-is-editing-05/ 論文 「ナラティヴと共同性—集団で語ることの意味をめぐって」(2022年)https://www.jstage.jst.go.jp/article/jshms/32/2/32_320206/_pdf/-char/ja
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著者がこの本で扱っていた手法たちは、精神医療領域で発展してきたもので、専門家だけじゃなくて患者(当事者)本人も含めたネットワーク(つながり、共同性)ができるやり方。オープンダイアローグ(患者を含め周りの人たちで対話するアプローチ)のとこで、自分だけの世界に閉じ込められた人(統合失...
著者がこの本で扱っていた手法たちは、精神医療領域で発展してきたもので、専門家だけじゃなくて患者(当事者)本人も含めたネットワーク(つながり、共同性)ができるやり方。オープンダイアローグ(患者を含め周りの人たちで対話するアプローチ)のとこで、自分だけの世界に閉じ込められた人(統合失調症を発症したばかりの人)をひとりにしないため、みたいなことが書いてあって、(私はこれといった疾患もなくて特別孤立してるわけではないけど)そういう環境って羨ましいなと思った。 最後のほうに、現代は社会の個人化とリスク社会化で、当事者個人とリスクの判断ができる専門家によるナラティブの政治性が強くなって、それ以外のナラティブの影響力が弱くなってきてるみたいな論があってそこも印象的だった。語るに足る話じゃないと無視されちゃうんじゃないかって(周りから?世間から?自分の中の何かから?)思って言わなかったり、考えるの止めてることもある気がする。
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ナラティブ・アプローチを分かりやすく解説してきた著者の現時点での到達を分かりやすく述べられている。その上でオープン・ダイアログ(OD)が、どのような立ち位置にあるか、そしてナラティブ・アプローチとの相違についてわかり易く解説。加えて当事者研究と自助グループの相違をコミュニケーショ...
ナラティブ・アプローチを分かりやすく解説してきた著者の現時点での到達を分かりやすく述べられている。その上でオープン・ダイアログ(OD)が、どのような立ち位置にあるか、そしてナラティブ・アプローチとの相違についてわかり易く解説。加えて当事者研究と自助グループの相違をコミュニケーションの視点から整理されている。ナラティブ・アプローチの限界と乗り越えについて、ODがいかに「コペルニクス的転回」を起こしたかというと、個人が変わるかどうかより、個人が生きられる場としてのネットワークを作ること、そして「技法より愛への転回」ということである。今までナラティブ・アプローチと社会構成主義との関係を含めて、これまで力が不十分だったところが整理できたし、ODとナラティブ・アプローチとの関係や特徴について今まで理解が不十分であったことが整理できた。
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