商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 原書房 |
発売年月日 | 2018/11/27 |
JAN | 9784562056118 |
- 書籍
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最強の女性狙撃手
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最強の女性狙撃手
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商品レビュー
4.3
9件のお客様レビュー
現在のウクライナ戦争真っ只中の世界情勢とリンクしてて面白い。オデッサ、セヴァストポリなどの都市名やウクライナ人、ロシア人、クリミアタタール人などの民族名が出てくる。今回は赤軍に所属する兵士の話なのでソヴィエト目線。 本文中に地名が頻発にでてくるが地図の掲載が無い。仕方なくナショナ...
現在のウクライナ戦争真っ只中の世界情勢とリンクしてて面白い。オデッサ、セヴァストポリなどの都市名やウクライナ人、ロシア人、クリミアタタール人などの民族名が出てくる。今回は赤軍に所属する兵士の話なのでソヴィエト目線。 本文中に地名が頻発にでてくるが地図の掲載が無い。仕方なくナショナルジオグラフィック付録のウクライナ地図広げて読んだ。
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逢坂冬馬「同志少女よ、敵を撃て」がとても面白かったという話をしたらこちらの本を紹介してくれた。ロシアの実在した女性狙撃手リュドミラ・パヴリツェンコ。彼女の自伝。 歴史、特に祖国の軍事史に惹かれていたリュドミラ。武器庫の工場で働いていた彼女は工場のサークル活動で射撃と出会い、みる...
逢坂冬馬「同志少女よ、敵を撃て」がとても面白かったという話をしたらこちらの本を紹介してくれた。ロシアの実在した女性狙撃手リュドミラ・パヴリツェンコ。彼女の自伝。 歴史、特に祖国の軍事史に惹かれていたリュドミラ。武器庫の工場で働いていた彼女は工場のサークル活動で射撃と出会い、みるみるうちに才能を開花させ、軍へ志願するほどに。思いは一つ「ナチスのフリッツどもから家族を守る、祖国を守る」 狙撃手になるには銃を扱えるのはもちろんのこと、冷静で穏やかというパーソナリティも求められる。見事にそれに合致していたリュドミラ、その才能をあますことなく発揮。砲弾の欠片を体に浴びて負傷しようとも何度も立ち上がり、銃を握る。 自伝なので小説のようなドラマチックなストーリーはないもののノンフィクションであることの生々しさを感じる。当時ロシア内でもあった「女性が戦うなんて...」という女性を軽く扱う風潮にも堂々たる態度、逆に「女性にもこんな強い狙撃手がいる」と政治のプロパガンダに使われたりとリュドミラ・パヴリツェンコという名前は記号として一人歩きしてしまう。記者にも有る事無い事書かれ不本意ながらも「国のためならば」と口を閉じる彼女。 そんな朴訥なまでの生き方に心を揺さぶられた。自分が感じたことを大袈裟に描写するよりもこの自伝のように淡々と戦争を語られる方が凄みを感じる。 なかなか分厚い本だけど読み応えありです。
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普段自伝とは縁遠いのだが、ふと棚でこの作品を見かけ、タイトルと表紙に惹かれて手に取った。 歴史家でもある著者の文章は読みやすく、ロシアの地名や人名に馴染みがないこともあって、まるで一編の長編小説のように読んだのだが(鉄橋での任務など特に引き込まれた)、読み終わって巻頭にある著者の...
普段自伝とは縁遠いのだが、ふと棚でこの作品を見かけ、タイトルと表紙に惹かれて手に取った。 歴史家でもある著者の文章は読みやすく、ロシアの地名や人名に馴染みがないこともあって、まるで一編の長編小説のように読んだのだが(鉄橋での任務など特に引き込まれた)、読み終わって巻頭にある著者の写真を見返したとき、急に内容が現実味を帯びて迫ってきた。
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