商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2018/10/31 |
JAN | 9784105901530 |
- 書籍
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帰れない山
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帰れない山
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商品レビュー
4.3
42件のお客様レビュー
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作家さんの誰かがおすすめしていたような気がする。 静かで淡々とした、でもどこか温かい語り口は、松家仁之さんの作品を思い出させた。 ふと、裏表紙をみると、なんと松家さんの推薦文があったので、ビックリ。 いろんな生き方があって、周りからは相手が自由に見えるのに、本人は縛られている...
作家さんの誰かがおすすめしていたような気がする。 静かで淡々とした、でもどこか温かい語り口は、松家仁之さんの作品を思い出させた。 ふと、裏表紙をみると、なんと松家さんの推薦文があったので、ビックリ。 いろんな生き方があって、周りからは相手が自由に見えるのに、本人は縛られている気がしている。不思議なものだ。 すぐに世界に没入でき、日常の騒音から逃れられる作品。 今回印象に残ったのはかなり冒頭の部分↓ 「僕たち三人は、山に行っても好みの標高が異なると母はよく言っていたけれど、たしかにその通りなのだろう。それぞれが異なる場所で、自分によく似た景色を見出し、居心地がいいと感じる。母のお気に入りは、言うまでもなく千五百メートルあたりの森。〜僕は、それよりも少し上の山に惹かれた。〜さらに標高が高くなると、植物は生えず、〜そこからは父の世界が始まるのだった。〜」
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北イタリアのアルプスの麓で出会った二人の少年の物語。 都会と田舎、更に川や森や岩と人の喧騒のなか、共に山を歩き森を探索し、川で遊ぶ。 やがて離れ、そして再会する。 父と子の確執と和解、少年二人の友情と成長、なんだかよくある安っぽい物語に見えるにも関わらず、結構のめり込んで読んで...
北イタリアのアルプスの麓で出会った二人の少年の物語。 都会と田舎、更に川や森や岩と人の喧騒のなか、共に山を歩き森を探索し、川で遊ぶ。 やがて離れ、そして再会する。 父と子の確執と和解、少年二人の友情と成長、なんだかよくある安っぽい物語に見えるにも関わらず、結構のめり込んで読んでいた。 行ったこともないイタリアの田舎と草原や森、アルプスの山々を、かつて登った日本の山で思い浮かぶ景色に置き換えて読んでいくと、二人のドラマが途端に身近になり、心を打つ。 映画化されている。 今度見ておこう。
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