商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2018/10/31 |
| JAN | 9784104041053 |
- 書籍
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エリザベスの友達
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商品レビュー
4
28件のお客様レビュー
亡くなった母を思いながら読みました。認知症でしたが、自由になっていったんだなぁと感じていましたが、読んで確信しました。
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介護付き有料老人ホームひかりの里に暮らす認知症の年寄りたち。 千里と満州美の母、初音さんは、もはや娘のこともわからない。初音さんの中では、自分は二十歳の妊婦で、大戦前の天津の日本租界に華やかに暮らす。イングリッシュネームはサラ。その後子どもを連れて苦労して日本に帰国した。目の前の...
介護付き有料老人ホームひかりの里に暮らす認知症の年寄りたち。 千里と満州美の母、初音さんは、もはや娘のこともわからない。初音さんの中では、自分は二十歳の妊婦で、大戦前の天津の日本租界に華やかに暮らす。イングリッシュネームはサラ。その後子どもを連れて苦労して日本に帰国した。目の前の娘は女中や何かに見えるらしい。 「認知症の老人は過去へ過去へと後ずさりして生きているという」 一生で一番思いの残る時代に戻り、喜びも恐怖も、何度も繰り返し感じてその世界に生きるのか。それともさらに時代を遡って行くのだろうか。
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認知症の母親の介護、施設と職員、家族を描き昇華した作品となっている 認知症、老いてゆくとはこういうことなのかも知れない 天津の日本租界で「サラ」としてすごした初音さんと二人の娘たち 兵隊に取られてひとり農家を守った牛枝さんを迎えに来てくれたのは 戦地に取られた馬たちだった 犬や...
認知症の母親の介護、施設と職員、家族を描き昇華した作品となっている 認知症、老いてゆくとはこういうことなのかも知れない 天津の日本租界で「サラ」としてすごした初音さんと二人の娘たち 兵隊に取られてひとり農家を守った牛枝さんを迎えに来てくれたのは 戦地に取られた馬たちだった 犬や鶏も無理やり兵隊に取られた 長い人生で心残りだったことが彼女たちの最期に幻のような救いとなっていた 老いるということ、認知症になるということの本質を戦争に巻き込まれた世代のひとたちを通して考えた
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