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エリザベスの友達
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2018/10/31 |
JAN | 9784104041053 |
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エリザベスの友達
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商品レビュー
4
24件のお客様レビュー
何年かぶりに村田喜代子さん 読んで良かった〜! どこまでが現実で幻なのか 幻こそが当人には現実? 歳を重ねてくると 村田喜代子さんの ふわふわした感覚が よく分かるようになる ブックオフにて取り寄せ
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ふらっと過去の世界に入っていく感じが、認知症患者側になったみたいで不思議な感じでした。 それぞれの過去の辛い経験がちらほら出てくるし、認知症の話だし、決して軽い内容ではないはずだけど、読み終えた後の印象がふんわりとしてあたたかい。
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淡くて優しい光を孕んだような物語だった。 「認知症は自由ですよ」介護士の言葉の意味が読み終えてやっとわかった気がする。 「ひかりの里」に入居している3人の女性、 初音さん、牛枝さん、乙女さんとその家族に焦点をあて、人生の終焉の時を描き出す。 以前、村田さんの『屋根屋』を読んで...
淡くて優しい光を孕んだような物語だった。 「認知症は自由ですよ」介護士の言葉の意味が読み終えてやっとわかった気がする。 「ひかりの里」に入居している3人の女性、 初音さん、牛枝さん、乙女さんとその家族に焦点をあて、人生の終焉の時を描き出す。 以前、村田さんの『屋根屋』を読んでびっくりさせられたのは、彼女の豊かな想像力。夢を操りフランスの大聖堂や法隆寺の屋根の上に飛んでいく話で、夢に入り込む感覚が今も鮮明に残っている。 今回は過去と現在を行ったり来たり、初音さんの記憶の中の町(天津租界)へ私も一緒にタイムワープする。 租界での生活は夢のように煌びやかで、友達も沢山いて楽しそう。だから初音さんは施設の裏口の扉を開け二十歳の一番輝いていた頃に戻ろうとするのだと思う。 民謡のアリランや満州娘、戦友や玉葱の歌など軍歌を聴きながら、お年寄りは忘れた記憶を思い出す。身体の自由が失われても尊厳は手放していないから、素敵な過去もつらい記憶までもが蘇ってくる。 「蛍の光」昔の歌詞には3番と4番があったそうだ。この本で初めて知って驚いてしまった。 母親の初音さんに向けられた千里さんと満州美さんの眼差しがあたたかい。 大橋看護師、介護福祉士の播磨くんらは、認知症のお年寄りの気持ちに寄り添って介護する。 「眼に見えてるものはいるのだから、スーパーマンになって恐ろしい魚や蛇もやっつけちゃう」とは、何ともカッコイイ。 高齢の母を預ける時が来たら、こんな介護施設に是非お願いしたい。 「姉っさ。お迎えにめえりやした。」と、三頭の馬が牛枝さんを連れに来た。寝たきりだった牛枝さんがベッドの上に起き上がり、櫛で薄い頭の毛を整え死出の旅の身繕いをする。ぐっと込み上げてくるものがあり、じんわりと温かい気持ちにさせられた。 お幸せでしたね、牛枝さん。 "生き切る"こととはこういう事なのだと思った。
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