- 新品
- 書籍
- 文庫
誰かが嘘をついている 創元推理文庫
1,320円
獲得ポイント12P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2018/10/21 |
JAN | 9784488280079 |
- 書籍
- 文庫
誰かが嘘をついている
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
誰かが嘘をついている
¥1,320
在庫なし
商品レビュー
4.1
22件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白かったー! 読むにしてもジュヴナイルはもう感情移入できないやちょっとねゴメンナサイネというお年頃。面白いという話は聞いていたが高校生か、と、遠い目でやり過ごしておりました。うーん、そのあたしを殴りたい! なんとなく覚えていてまとめ買いの1冊としてカートに追加。寝る前に読むか…で、まさにノンストップで読み切りました。次の日にたまたま有給だった自分、グッジョブ。 面白かった! 事件としては全員が仲良しグループというわけでもない集められた居残り高校生のうち一名がアナフィラキシーショックで死亡。犯人は誰?という作りで、シチュエーション的には嘘つきの大学生とかと近いのかなと思ってたけど、1人ずつが一人称でしっかり語るので、本当に読み飽きない。 誰かが完全に無実の探偵役というのでもなく、ちょこちょことそれぞれに秘密があり、サイモンを殺す理由もあったのでは?みたいな匂わせでぐいぐい引き込まれる。 それぞれの書き分けも見事。 アル中の父親の元でクスリを売ることで生計を立てていたり、束縛系彼氏に依存して抜けられなかったり、親の期待に応えなければと必死だったり、敷かれたレールのためには自分がゲイであると隠さなければと考えていたり。 この主人公たちをとりまく人々も見事。がんのためにクラスを離れたハッカーの妹の存在が素敵。がんを馬鹿にされて怒る姉妹愛もミエミエ過ぎずに上手く効いてる。束縛彼氏から突き放されたお姉さんもなんだかんだで根性あって面白いし。 物語は終わってみると「こんなイけてない警察ある?」という感じもあるし、割と一本道で進むシンプルなものでもあるんだけど、それを補ってあまりある読後感。いやー、あったかい。 ザ・ジュヴナイルの新鮮さと謎解き、群像劇の魅力がうまーくバランスよく配合された素敵な作品だと思う。 これはもう、たっぷり時間のあるときに一気読みを推奨します!
Posted by
★5 事件に巻き込まれた高校生たち 嘘がヤングアダルトから大人へ成長させる #誰かが嘘をついている ■レビュー どこにでもいそうな現代の高校生たちの青春群像劇。殺人事件に巻き込まれてしまった若者たちの苦悩、果たして彼らの未来はどうなるのか。 面白いっ ★5 登場人物たちが...
★5 事件に巻き込まれた高校生たち 嘘がヤングアダルトから大人へ成長させる #誰かが嘘をついている ■レビュー どこにでもいそうな現代の高校生たちの青春群像劇。殺人事件に巻き込まれてしまった若者たちの苦悩、果たして彼らの未来はどうなるのか。 面白いっ ★5 登場人物たちが良すぎ! ブロンウィン:優等生で真面目、妹思いのお嬢様 ネイト:素直になれないワルで、世間からの疎まれ者 クーパー:イケメンスポーツマン、学校一の人気者 アディ:彼氏にべったり、自分に自信がない女の子 もう、これだけでワクワクするでしょ。 特に超推しなのがアディ。 彼女は辛いことがいっぱいあったけど、この事件で成長しましたね~ 今までは一人では何もできない甘ったれだったのが、家族や仲間のことも思いやれる素敵な女性になりました。 そして超絶かっこよかったのがブロンウィン。 後半の展開からの彼女の行動ったら、めっちゃ痺れる。マジ惚れる。大好き! 胸アツ過ぎて読む手が震えましたよ。 もちろん他にもたくさんの魅力的なキャラクターが続々登場。アメリカのヤングアダルト世代を肌でめいっぱい感じることができました。 なお物語としても面白く組み立てられていてGOOD、特に後半の怒涛の展開なんて最高です。生意気なことを言わせていただくと、ミステリーとしては、もう少し納得性が欲しかったかな。細かい伏線や仕掛けれあれば、さらに磨かれた作品になるでしょう。 ■本作を読むにあたって 人間関係図を書くことをおすすめします。書かないと関係性が曖昧になるし、本作の一番面白いところが損なわれちゃいます。 メンドクサイと思った、そこのあなた! そんなに手間じゃないってば。 取り合えず何も考えず、下の人物表を紙に書きましょう。後は読みながら、関係性の線や人柄、その他人物などの情報を書いていけばいいから。 ===人物表フォーマット=== 【男】 【女】 ネイト ブロンウィン クーパー キーリー ジェイク アディ TJ ヴァネッサ サイモン ジャエナ ================= ■推しポイント 本作一番の推しは、やっぱり若い世代の人間模様ですね。 まさにこれから世の中にはばたく高校生たちの面々が最高なんです! 夢も希望あれば、秘密もある。 大切な家族、友達、恋人もいれば、嫌いな奴も後ろ暗い関係性もある。 ただ彼らも彼らの環境や都合の中で、一生懸命に生きているんですよね。 私も10代20代の頃は、なんとか自分の望む人生を進むべく、必死にあがいていたのを思い出しました。失敗して挫折して、少しずつ成長していけばいいんです。 しかしながら、難題に立ち向かっていくこと、新しいことにチャレンジすること、仲間を信じることなど、なにも若者だけの特権ではありません。まだまだ人生を楽しまなきゃ、と思わされた作品でした。
Posted by
海外の本でこんなに読みやすくてのめり込んだのは初めてかもしれない。 ミステリーの結末はともかく、みんなのそれぞれの気持ちが痛いほど伝わって、自分もそこにいるような感覚になれた。
Posted by