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誰かが嘘をついている の商品レビュー

4.1

22件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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2024/06/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かったー! 読むにしてもジュヴナイルはもう感情移入できないやちょっとねゴメンナサイネというお年頃。面白いという話は聞いていたが高校生か、と、遠い目でやり過ごしておりました。うーん、そのあたしを殴りたい! なんとなく覚えていてまとめ買いの1冊としてカートに追加。寝る前に読むか…で、まさにノンストップで読み切りました。次の日にたまたま有給だった自分、グッジョブ。 面白かった! 事件としては全員が仲良しグループというわけでもない集められた居残り高校生のうち一名がアナフィラキシーショックで死亡。犯人は誰?という作りで、シチュエーション的には嘘つきの大学生とかと近いのかなと思ってたけど、1人ずつが一人称でしっかり語るので、本当に読み飽きない。 誰かが完全に無実の探偵役というのでもなく、ちょこちょことそれぞれに秘密があり、サイモンを殺す理由もあったのでは?みたいな匂わせでぐいぐい引き込まれる。 それぞれの書き分けも見事。 アル中の父親の元でクスリを売ることで生計を立てていたり、束縛系彼氏に依存して抜けられなかったり、親の期待に応えなければと必死だったり、敷かれたレールのためには自分がゲイであると隠さなければと考えていたり。 この主人公たちをとりまく人々も見事。がんのためにクラスを離れたハッカーの妹の存在が素敵。がんを馬鹿にされて怒る姉妹愛もミエミエ過ぎずに上手く効いてる。束縛彼氏から突き放されたお姉さんもなんだかんだで根性あって面白いし。 物語は終わってみると「こんなイけてない警察ある?」という感じもあるし、割と一本道で進むシンプルなものでもあるんだけど、それを補ってあまりある読後感。いやー、あったかい。 ザ・ジュヴナイルの新鮮さと謎解き、群像劇の魅力がうまーくバランスよく配合された素敵な作品だと思う。 これはもう、たっぷり時間のあるときに一気読みを推奨します!

Posted byブクログ

2022/11/12

★5 事件に巻き込まれた高校生たち 嘘がヤングアダルトから大人へ成長させる #誰かが嘘をついている ■レビュー どこにでもいそうな現代の高校生たちの青春群像劇。殺人事件に巻き込まれてしまった若者たちの苦悩、果たして彼らの未来はどうなるのか。 面白いっ ★5 登場人物たちが...

★5 事件に巻き込まれた高校生たち 嘘がヤングアダルトから大人へ成長させる #誰かが嘘をついている ■レビュー どこにでもいそうな現代の高校生たちの青春群像劇。殺人事件に巻き込まれてしまった若者たちの苦悩、果たして彼らの未来はどうなるのか。 面白いっ ★5 登場人物たちが良すぎ! ブロンウィン:優等生で真面目、妹思いのお嬢様 ネイト:素直になれないワルで、世間からの疎まれ者 クーパー:イケメンスポーツマン、学校一の人気者 アディ:彼氏にべったり、自分に自信がない女の子 もう、これだけでワクワクするでしょ。 特に超推しなのがアディ。 彼女は辛いことがいっぱいあったけど、この事件で成長しましたね~ 今までは一人では何もできない甘ったれだったのが、家族や仲間のことも思いやれる素敵な女性になりました。 そして超絶かっこよかったのがブロンウィン。 後半の展開からの彼女の行動ったら、めっちゃ痺れる。マジ惚れる。大好き! 胸アツ過ぎて読む手が震えましたよ。 もちろん他にもたくさんの魅力的なキャラクターが続々登場。アメリカのヤングアダルト世代を肌でめいっぱい感じることができました。 なお物語としても面白く組み立てられていてGOOD、特に後半の怒涛の展開なんて最高です。生意気なことを言わせていただくと、ミステリーとしては、もう少し納得性が欲しかったかな。細かい伏線や仕掛けれあれば、さらに磨かれた作品になるでしょう。 ■本作を読むにあたって 人間関係図を書くことをおすすめします。書かないと関係性が曖昧になるし、本作の一番面白いところが損なわれちゃいます。 メンドクサイと思った、そこのあなた! そんなに手間じゃないってば。 取り合えず何も考えず、下の人物表を紙に書きましょう。後は読みながら、関係性の線や人柄、その他人物などの情報を書いていけばいいから。 ===人物表フォーマット=== 【男】     【女】 ネイト    ブロンウィン クーパー   キーリー ジェイク   アディ TJ      ヴァネッサ サイモン   ジャエナ ================= ■推しポイント 本作一番の推しは、やっぱり若い世代の人間模様ですね。 まさにこれから世の中にはばたく高校生たちの面々が最高なんです! 夢も希望あれば、秘密もある。 大切な家族、友達、恋人もいれば、嫌いな奴も後ろ暗い関係性もある。 ただ彼らも彼らの環境や都合の中で、一生懸命に生きているんですよね。 私も10代20代の頃は、なんとか自分の望む人生を進むべく、必死にあがいていたのを思い出しました。失敗して挫折して、少しずつ成長していけばいいんです。 しかしながら、難題に立ち向かっていくこと、新しいことにチャレンジすること、仲間を信じることなど、なにも若者だけの特権ではありません。まだまだ人生を楽しまなきゃ、と思わされた作品でした。

Posted byブクログ

2022/06/13

海外の本でこんなに読みやすくてのめり込んだのは初めてかもしれない。 ミステリーの結末はともかく、みんなのそれぞれの気持ちが痛いほど伝わって、自分もそこにいるような感覚になれた。

Posted byブクログ

2022/05/28

アメリカの作家カレン・M・マクマナスの長篇ミステリ作品『誰かが嘘をついている(原題:One of Us Is Lying)』を読みました。 ここのところ、エッセイ等の息抜き作品を除けばアメリカの作家の作品が続いています。 -----story------------- 容疑者た...

アメリカの作家カレン・M・マクマナスの長篇ミステリ作品『誰かが嘘をついている(原題:One of Us Is Lying)』を読みました。 ここのところ、エッセイ等の息抜き作品を除けばアメリカの作家の作品が続いています。 -----story------------- 容疑者たちの独白に、真相への手がかりが!? 高校生5人と教師しかいない理科室での殺人! 放課後の理科室で、5人の高校生がルール違反の罰で教師に作文を書かされていた。 だが突然、生徒の1人サイモンが苦しみだし、病院搬送後に死亡する。検死の結果、警察は事件性があると判断した。 サイモンは生徒のゴシップを暴くアプリを運営しており、ほかの4人は全員が彼に秘密を握られていたのだ。 4人は順繰りに事件について語っていく。 いったい、誰が何を隠しているのか?  巧みな構成が光る必読の謎解きミステリ!  解説=若林踏 ----------------------- 2017年(平成29年)に刊行されたカレン・M・マクマナスのデビュー作です… アメリカ本国で大反響を呼び、〈ニューヨーク・タイムス〉ヤングアダルト・ベストセラー・リストに60週間連続でランクインしており、37か国で翻訳出版が決定し、イギリス、アイルランド、ドイツ、フランス、ブラジルなどでもベストセラーとなったとのことなので期待して読みました。 放課後のベイビュー高校で、ルール違反を犯した生徒が理科室に招集され罰として作文を書かされることになった… 招集されたのは、学内の秘密を暴き立てるゴシップアプリ〈アバウト・ザット〉を運営していたサイモン・ケラハー、学内きっての秀才でイエール大学合格はまず間違いなしと見なされているブロンウィン・ロハス、家族が離散したために真っ当な道を踏み外し保護観察中の身であるナサニエル(ネイト)・マコーリー、野球部のエースとして将来を嘱望されているクーパー・クレイ、目立った特徴がなく恋人に愛されているという事実にしがみついているアデレード(アディ)・プレンティスの5名、、、 その途中、5人のうちの1人サイモンが突然苦しみだし、病院搬送後に死亡する… 死因はアレルギーのアナフィラキシーショックで、警察は事件性があるとみなす。 他の生徒は全員が彼のアレルギーを知っていたうえ、事件が起きた後4人についての未公開記事がサーバー上で発見されサイモンに秘密を握られていたことが判明する… それは、殺人の強い動機と見なされる、、、 男女4人の生徒がそれぞれ一人称で順繰りに事件について語っていくに連れ、徐々に明らかになる事実… 誰が何を隠しているのか? 秘密が次々に暴かれていき、最も隠しておきたかったことが白日の下に晒されて各人が傷つき、物語の様相は変化していく……。 面白かったです! 青春小説要素とミステリ要素がバランス良く織り交ぜてあり、ティーン・エイジャーの生きづらさや息苦しさを感じつつ、クローズド・サークルっぽさのある事件の真相を推理しながら読み進めることができました… 友情や裏切り、愛情や嫉妬、そして復讐や連帯、サイモンの死の真相は想定内でしたが、計画の実行段階からサイモンの死後まで裏で糸を引いていた人物は少々意外でしたね、、、 サイモンの死については、教室にいた4人のうちの誰かが嘘をついていると考えない限り、真相に至ることはできない… でも、この中の誰も嘘をついているはずがない、嘘をついてないと信じたい、という葛藤に苦しむ4人の少年少女たちに感情移入しながら、4人の抱えている悩みに共感しながら、そして応援したいという気持ちになりながら読めたのでホントに愉しめました。 結末も、ほっとできる内容だったので、爽やかな気持ちになれる読後感が味わえました。

Posted byブクログ

2021/08/06

最初の方をちょっとだけ読んで、2年以上放置していた作品。 ちゃんと読んだら面白かった。 容疑者の疑いをかけられた4人の高校生が、時系列でそれぞれの視点から自分の状況を語っていく。 読み進むにつれて、彼ら一人一人の人となりや抱えているものが明らかになってきて、だんだんだんだん深掘り...

最初の方をちょっとだけ読んで、2年以上放置していた作品。 ちゃんと読んだら面白かった。 容疑者の疑いをかけられた4人の高校生が、時系列でそれぞれの視点から自分の状況を語っていく。 読み進むにつれて、彼ら一人一人の人となりや抱えているものが明らかになってきて、だんだんだんだん深掘りされていく。 最後は、明るい未来が待っているって感じで微笑ましかった。

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2021/01/01

ミステリーだけじゃないのが良い。映画になりそうだと思ったけど心理描写が多いから本に向いてるかな。電車で読んでたら乗り過ごすと思う

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2020/10/23

10日位読んでて全然謎解きが進まなくて、今日読んだ辺りで、ある男子が逮捕されて急展開した。→説明→ある放課後、1人の男子生徒がピーナッツアレルギーで校内で死んでしまう。誰やねん、ヤツの水筒に落花生油塗ったの誰やねん!警察も来て事情聴取され、やっぱー、いろいろー、隠してたことがばれ...

10日位読んでて全然謎解きが進まなくて、今日読んだ辺りで、ある男子が逮捕されて急展開した。→説明→ある放課後、1人の男子生徒がピーナッツアレルギーで校内で死んでしまう。誰やねん、ヤツの水筒に落花生油塗ったの誰やねん!警察も来て事情聴取され、やっぱー、いろいろー、隠してたことがばれちゃうのー。結構この辺りのゴシップっぽいのが、スクールカースト上位の容疑者達がずりずり階層を落ちてく様子が、ああ楽しい。というわけでね、また学園物だけど、結構楽しく読めた。10日もかかった、けど。

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2020/05/22

青春ミステリー 松戸の本屋で絶賛されてたので買ってみた 語りが登場人物なので読みやすい おおおもしろかった…! スクールカーストとかかわいい恋とか微笑ましい

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2019/09/19

放課後の理科室に身に覚えのないルール違反の罪で集められた、5人の高校生。その中の一人が突苦しみ出し死んだ。死んだ生徒は、学生達の秘密を暴露するサイトを立ち上げて運営していた。誰が殺したのか…。集められたもの達の中に犯人はいるのか、違うのか。一人ひとり順番に一人称で語られ、彼らの性...

放課後の理科室に身に覚えのないルール違反の罪で集められた、5人の高校生。その中の一人が突苦しみ出し死んだ。死んだ生徒は、学生達の秘密を暴露するサイトを立ち上げて運営していた。誰が殺したのか…。集められたもの達の中に犯人はいるのか、違うのか。一人ひとり順番に一人称で語られ、彼らの性格、生活、そして秘密が明らかになっていく。

Posted byブクログ

2019/07/29

少々長いが面白い。特に人物描写が優れている。はじめは外人の人名に慣れないが、特徴をつかめると話しにのめり込めるようになる。 事件の真相については、多少賛否両論あるかも。

Posted byブクログ