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カササギ殺人事件(上)
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カササギ殺人事件(上)
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1955年7月、パイ屋敷の家政婦の葬儀がしめやかにおこなわれた。鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけたのか、あるいは……。その死は小さな村の人々へ徐々に波紋を広げていく。消えた毒薬、謎の訪問者、そして第二の死。病を抱えた名探偵アティカス・ピュ...
1955年7月、パイ屋敷の家政婦の葬儀がしめやかにおこなわれた。鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけたのか、あるいは……。その死は小さな村の人々へ徐々に波紋を広げていく。消えた毒薬、謎の訪問者、そして第二の死。病を抱えた名探偵アティカス・ピュントの推理は――。現代ミステリのトップ・ランナーによる、巨匠アガサ・クリスティへの愛に満ちた完璧なるオマージュ作品! 前から少し気になっていたので、年末年始のお休みを利用して読もうと思って借りてきたが、他の本に時間がかかって休みは終わってしまった。しかし、読み始めたらなんだか面白くて、続きが気になって引き込まれてしまった。 田舎のお屋敷に家政婦として勤めていた女が、階段から転落して死んだ。ただの事故死だと思われていたが、この事故死をきっかけに、平和だった村が少しずつ不穏なかんじになってきて、そして屋敷の主が殺されてしまった。 まぁ、死んだ人を悪く言うのは良くないけど、最初に死んだ家政婦の女も、なんだかすごいクセのある人だったんだなぁと思った。意外に近くにいる「私は無害ですよ」って顔をしながら、いろんなことに首を突っ込んでくる人。そして、「なんでも承知してますからね」って顔もする。すごく煙たがられてるかんじの女。確かに、彼女には幼い子どもを亡くすという辛い過去があったかもしれないけど、生き残ったほうの息子を束縛する必要はあったのか。そして、そんな息子が連れてきた彼女に対する態度!あのまま生きていたとしても、嫌な姑になりそうなこと請け合い。 探偵のアティカス・ピュエントが出てきたあたりで、なんだかさらに面白くなってきたかんじがした。村の人たちが、家政婦の事故死と屋敷の主の死亡について、そして、生前の彼女と彼の話をする。また、屋敷の主人が殺された夜に、牧師や牧師の妻、そして庭師の行動や屋敷の主人の妻のこうどう。もうなんだか全員が怪しい。 ピュエントには、もう犯人は分かっているようだけど、一体誰が犯人なんだろう。あと体は本当に大丈夫なのかなとか思ったりもした。正直、全く役には立ってないけど、読んでるこちらはピュエントの助手のジェイムス・フレイザーと同じ気分になってる。フレイザーももう少し頑張ってほしいけど、探偵が黙ったきりじゃ、なにも出来ないか。 とにかく、この小さな田舎村で起こった事件が、どう展開して解決してくのか、気になる。あの主人を殺したのは、一体誰だったんだろうか… 2025.1.19 読了
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誰が犯人か一緒に考えながら進むこと丸1冊。 みんな怪しい!! 下巻を読み始めてからやっと 上巻が作中作だということを思い出すほど浸った。 字が小さくギッシリなので思うように進まないが まだあと1冊(下巻)あるので どんな展開が待ち受けているか楽しみ♬
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上巻は作中作で、下巻はその作者の死の真相を突き止める感じ って思った。ロジックの建築物みたいな構成に感動した!アナグラムとかで日本人は分かりづらいけどそんなこと関係なく面白かった
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