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カササギ殺人事件(上) の商品レビュー

3.9

321件のお客様レビュー

  1. 5つ

    69

  2. 4つ

    132

  3. 3つ

    79

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

    1

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2024/10/29

古典的な印象の作品です。最初から違う著者の名前があり、どういうこと?と検索を我慢して読むと、なんとなくからくりが。翻訳本特有の読みにくさがありますが、登場人物がクセがあり、全員がなんとなく怪しい。その時代をイメージできない自分の想像力のなさがもったいない。

Posted byブクログ

2024/10/25

小説の中の小説、という不思議な形式。今のところ至って普通のミステリー小説だけど、下巻でどんな展開を見せるのかが楽しみ。

Posted byブクログ

2024/10/16

本屋大賞翻訳小説部門第1位、年末ミステリランキングすべてで第1位、翻訳ミステリー大賞&読者賞受賞 などなど高い評価と読者支持を受けている本作。読まない手はありません。 1995年、英国の田舎にあるお屋敷の家政婦が掃除機のコードに足を取られ階段から転落し死亡します。そしてその後...

本屋大賞翻訳小説部門第1位、年末ミステリランキングすべてで第1位、翻訳ミステリー大賞&読者賞受賞 などなど高い評価と読者支持を受けている本作。読まない手はありません。 1995年、英国の田舎にあるお屋敷の家政婦が掃除機のコードに足を取られ階段から転落し死亡します。そしてその後にある人物が殺害されることで話は大きく展開していきます。 田舎ならではの濃くて複雑な人間関係、過去のある人々、秘密のある人々、憎しみを持つ人々‥殺害された人に対する容疑者が多すぎる複雑な事件を、アティカス・ピュントという名探偵が推理していきます。日本で言えば、横溝正史の書いた金田一耕助のように‥。 しかし、他のミステリー小説と圧倒的に違うのは、アテュカス・ピュントという探偵は、作者が作ったのではなく、作中に出てくるアラン・コンウェイという小説家が作り出した人物なのです。 つまり「カササギ殺人事件」は、アラン コンウェイが書いた〈アティカス・ピュントシリーズ〉の第9作目の作品であり、その小説を編集者のスーザン・ライランドが今(現代)まさに読んでいるという複雑な形をとっています。 上巻は「え!」という形で唐突に終わります。伏線回収はありません。二転三転 する物語の種明かしの無いまま。 登場人物がとても多いため、この本を休み休み 読んでらっしゃる読者は、時間を置くとどんな内容なのかわからなくなってしまうかもしれません。私もそうでした笑。 それは良質なミステリーの特徴であるかもしれません。 是非、下巻にお進みください。

Posted byブクログ

2024/09/22

あらゆるミステリランキングで1位を取ってて、作者はシャーロックホームズの正式な続編を任されてるみたいな話を聞いて是非読みたいなと思ってました。 いやたしかにとてもおもしろい!!!まだ上巻までしか読んでないですが、登場人物が大いにも関わらずしかも海外文学なのに、わかりやすかったで...

あらゆるミステリランキングで1位を取ってて、作者はシャーロックホームズの正式な続編を任されてるみたいな話を聞いて是非読みたいなと思ってました。 いやたしかにとてもおもしろい!!!まだ上巻までしか読んでないですが、登場人物が大いにも関わらずしかも海外文学なのに、わかりやすかったです。それぞれの登場人物に焦点があたって進んでいくんだけど、あれ?この人こういうエピソードなの??って疑問に思った次の文にはちゃんと説明が書いてあって読みやすかった。翻訳の方が上手いのかな?? 古典ミステリっぼい雰囲気だけど、現代の小説だから読みやすいのかな。 劇中劇と聞いていてややこしそうだなぁと思ってたんですが、上巻は基本アティカスピュントの話なので、普通に読みやすかったです。 とてもいいところで終わってるけど、犯人とかまったく想像ついてない。どうなるんだろう?下巻早く読みたい!!

Posted byブクログ

2024/09/17

パイ屋敷の家政婦メアリが階段下で亡くなった。掃除機のコードに足を引っかけた事故死だと思われていたが、その後パイ屋敷の主人が殺されて ―― 。 上巻だとまだ登場人物の背景が分かったぐらいでまだまだ分からないことだらけです。でも、名探偵ピュントはもう犯人の目星がついているようです。...

パイ屋敷の家政婦メアリが階段下で亡くなった。掃除機のコードに足を引っかけた事故死だと思われていたが、その後パイ屋敷の主人が殺されて ―― 。 上巻だとまだ登場人物の背景が分かったぐらいでまだまだ分からないことだらけです。でも、名探偵ピュントはもう犯人の目星がついているようです。 下巻がどういう展開になっているのかワクワクがとまりません。

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2024/08/31

発売当初に原著で読んだのを、翻訳版で再読。日本語だとすぐ読めてよい。 ぼんやりとしか内容を覚えてなかったけれど、読み始めたらどんどん蘇ってきた。ディングル・デル!パイ屋敷! そういえば初読時ははじめのスーザンの語り部分をすっかり忘れて読み進めていたのだった。上巻はよく知るミステリ...

発売当初に原著で読んだのを、翻訳版で再読。日本語だとすぐ読めてよい。 ぼんやりとしか内容を覚えてなかったけれど、読み始めたらどんどん蘇ってきた。ディングル・デル!パイ屋敷! そういえば初読時ははじめのスーザンの語り部分をすっかり忘れて読み進めていたのだった。上巻はよく知るミステリの雰囲気。

Posted byブクログ

2024/08/25

有名すぎて、逆に読んでなかった本。 ポワロ好きならきっと気に入る。 この終わり方は続きが気になるなあ。

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2024/08/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

上下あって長かったけど、面白かった! 前半が、アティカス・ピュントの物語で、犯人が分かるかーといった所で終わったと思ったら、後半全く違う別口から始まって、 アティカス・ピュントの作者の話になるという全く想像してなかった切り口に…! 最初、困惑したよ…。

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2024/08/01

上下巻読みおえての感想。上巻での作中作が案外長く、そして引き込まれてしまうので、現代に移り変わったところで意味が分からず、少し怒りがわいて一週間ほど放置してしまいました。ただ、また戻ってみれば下巻まで面白くてずっと読み続けられました。最後はかなり意外な展開だったけど、面白かったで...

上下巻読みおえての感想。上巻での作中作が案外長く、そして引き込まれてしまうので、現代に移り変わったところで意味が分からず、少し怒りがわいて一週間ほど放置してしまいました。ただ、また戻ってみれば下巻まで面白くてずっと読み続けられました。最後はかなり意外な展開だったけど、面白かったです。

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2024/07/25

クリスティーあるあるがたくさん詰まっていて楽しかった! 毎日クリスティーばかり読んでるけど、途中で何度もクリスティーを読んでるのかと錯覚するほど似ていた。 クリスティーへのオマージュとは、トリックが似ているとかではなくて、時代、雰囲気、世界観がクリスティーそのものだった。 ○...

クリスティーあるあるがたくさん詰まっていて楽しかった! 毎日クリスティーばかり読んでるけど、途中で何度もクリスティーを読んでるのかと錯覚するほど似ていた。 クリスティーへのオマージュとは、トリックが似ているとかではなくて、時代、雰囲気、世界観がクリスティーそのものだった。 ○自分が感じたクリスティー作品と似てると思ったところ ・のんびりした田園風景で噂がすぐに広まる →マープルシリーズのセント・メアリ・ミード村 ・登場人物がみんな何かを隠していて、全員怪しい、徐々に秘密がわかってくる。 →クリスティー作品全部それ。 ・1955年の設定。 →クリスティーの作品は1920年から1976年。1955年だと最近読んだ『ライ麦』『パディントン』くらいの時期と同じ設定。 ・パディントン駅 パディントン駅3時50分発の列車で、フレイザーの隣の席の人が死んでいた(過去エピソード) →マープルの『パディントン4時50分発』は並走する車内で殺人を目撃する話。1時間ずらしてる笑 ・探偵と助手 ピュント→ポアロ フレイザー→ヘイスティングズ ヘイスティングズほどではないけど、フレイザーも少し抜けている。 ・名前 牧師館の奥さん「ヘンリエッタ」 →現時点で自分が1番好きな作品『ホロー荘の殺人』に出てくる何でも完璧な女性「ヘンリエッタ」と同じ名前で嬉しかった。 ・牧師館 マープル1作目『牧師館の殺人』でお馴染み。 ・詮索好きでお節介好きなメアリ →『アクロイド殺し』キャロラインに似てる ・生涯1度も他人に親切にしたことがないパイ →『パディントン発4時50分』のクラッケンソープに似てる(もっと似てる人がいるかもしれないけど忘れた)  ・金持ちの奥さんは若いチャラ男と浮気しがち ・庭師、看護師はいつも怪しい ・薬が盗まれる 薬剤師の資格を持つクリスティーの作品では薬品は必ず出てきて、盗まれることもある。 ・絞首刑 現在のイギリスでは絞首刑は廃止されているけど、クリスティーの作品(とくに初期)では簡単に絞首刑になってしまう。 どうせならば私が思うクリスティーあるある ・女性は死体を見るとすぐ気を失う。 ・気を失った人にはすぐブランデーを飲ませる。でも飲むと効果抜群で治る。 も入れて欲しかった(⁠◠⁠‿⁠◕⁠) 1番良いところで「上」は終わってしまった…。 もうホロヴィッツ作品よりもアラン・コンウェイ作品だけで良いんだけど!という気持ちになってしまう。面白くて家の中でもAudibleを聞いてしまって紙の本(クリスティー)が全然読めてない。 「下」はホロヴィッツ作品がどうやって入り込んでくるのかな?もっと面白くなるのかな?楽しみだー! Audibleにて。

Posted byブクログ