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共産主義の系譜 新版 増補 角川ソフィア文庫
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共産主義の系譜 新版 増補 角川ソフィア文庫

猪木正道(著者)

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共産主義の系譜 新版 増補 角川ソフィア文庫

1,232

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2018/09/22
JAN 9784044004118

共産主義の系譜 新版 増補

¥1,232

商品レビュー

4.3

6件のお客様レビュー

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2022/09/21

タイトル通り。 共産主義を、その起源から、1970年代まで一本の流れでつかむことのできる本です。 お恥ずかしながら、40代になるまで共産主義とは何か、その中身に無関心に生きてきました。 読書会で齋藤幸平さんの『人新生の資本論』を読み、初めてマルクスの思想の一端を理解した次第で...

タイトル通り。 共産主義を、その起源から、1970年代まで一本の流れでつかむことのできる本です。 お恥ずかしながら、40代になるまで共産主義とは何か、その中身に無関心に生きてきました。 読書会で齋藤幸平さんの『人新生の資本論』を読み、初めてマルクスの思想の一端を理解した次第です。 作中語るべき気づきはたくさんありますが、一番の発見は、共産主義と言葉一言でいっても、その中身は千差万別だ、ということです。 マルクスが描く資本の共有と富の分配は スターリンが目指した、一国主義とは似て非なるものです。 その後を継いだフルシチョフはすぐに非スターリン化を打ち出しました。 では隣のシンパ、中国共産党は変わらずロシア盟友であるか?それも違います。毛沢東の実践するイデオロギーは、それ以前のものとは違います。 実のところ、資本主義、帝国主義のアンチテーゼになる主義主張を、全部ごちゃ混ぜにしただけ。 それらを分かりやすく共産主義とまとめたようにも読み取れました。 さらに本作では、そのごちゃ混ぜを整理し、比較し、体系化する、広範な思索が為されています。 読後は近代史に対する理解が深まること請け合いです。 最後に、個人的な感想です。 広範な知識をベースに書かれているため、歴史的な事実や思想、哲学用語が断続的に使われます。解説無しに。 読む時には、スマートフォン片手に読むことをお薦めします。

Posted by ブクログ

2021/07/22

これはすごい。 マルクスから、レーニン•スターリン・毛沢東という実践家へ、そしてフォイエルバッハ、トロツキー、チトー、果てはローザルクセンブルクまで体系的に、個々の思想を紐づけてその発展と課題、現実などを究めて平易に記してある。それぞれの思想が、有機的に繋がって立ち上がってくる。...

これはすごい。 マルクスから、レーニン•スターリン・毛沢東という実践家へ、そしてフォイエルバッハ、トロツキー、チトー、果てはローザルクセンブルクまで体系的に、個々の思想を紐づけてその発展と課題、現実などを究めて平易に記してある。それぞれの思想が、有機的に繋がって立ち上がってくる。 はっきり言って、「マルクス主義」を名乗る大学生はおそらくこの世から完全に駆逐されており、「なんとなく」の理解しか誰も持っていない。これは社会変革を志す学生にとって、自分の思想の系譜を辿る上でも必読ではないかと思う。

Posted by ブクログ

2021/01/06

面白いし参考になるところも大いにあるけど、読み物の形を取って書かれていたり、結局自分で他の本もまた参照しないといけない作りになっているのが残念。

Posted by ブクログ

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