商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
発売年月日 | 2018/08/09 |
JAN | 9784396344481 |
- 書籍
- 文庫
夢胡蝶
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夢胡蝶
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商品レビュー
4.3
52件のお客様レビュー
期待通りの一冊。江戸時代の小説で吉原を扱ったものは多いが、遊郭内の火消しを扱ったものはほとんどないんじゃないか。遊郭は火事で全焼すると域外での臨時営業が認められ、この間の税金は免除されるとのこと。したがって、ボヤではなく全焼した方が、経営者にとっては儲かる場合があり、遊郭で働いて...
期待通りの一冊。江戸時代の小説で吉原を扱ったものは多いが、遊郭内の火消しを扱ったものはほとんどないんじゃないか。遊郭は火事で全焼すると域外での臨時営業が認められ、この間の税金は免除されるとのこと。したがって、ボヤではなく全焼した方が、経営者にとっては儲かる場合があり、遊郭で働いている下女や下男が死んでも構わないという考え方になる。一方、お上からは、大火事を出さないよう火消し組を組成させられているが、全くもって形式的なものに過ぎない。この特殊な働き方が、ぼろ鳶のストーリーと良く合っていて、今回も一気読み。それにしても良いチームだなあ。
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花魁・花菊は死を願った。父母と彼岸での再開を願い、燃えさかる妓楼に身を置いた。だが、紅蓮の炎に飛び込んできた男がいた。ぼろ鳶纏番・彦弥との運命の出会いである。連続する火付け、下手人とおぼしき者の殺害、新庄藩松永源吾が吉原で謎に挑む。
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【羽州ぼろ鳶組6】 安定の面白さ!主役は火消しの纏番の彦弥。 そして舞台は吉原。吉原は大火から場所を移転し、江戸の中でも異色で独自の掟の世界。 吉原の花魁:花菊はその苦界から逃れるために、死ぬ機会を待ち望んでいた…なんて哀しい。そこへ現れたのが彦弥、という場面から物語は始まる。...
【羽州ぼろ鳶組6】 安定の面白さ!主役は火消しの纏番の彦弥。 そして舞台は吉原。吉原は大火から場所を移転し、江戸の中でも異色で独自の掟の世界。 吉原の花魁:花菊はその苦界から逃れるために、死ぬ機会を待ち望んでいた…なんて哀しい。そこへ現れたのが彦弥、という場面から物語は始まる。 美男で軽業師、もちろんモテ男の女好きの彦弥のルーツも絡む。 遊女と呼ばれた人たちの哀しい運命と、男気あふれる火消したち。 毎回ミステリー仕立てになっているのもこのシリーズの魅力の一つ♡
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