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電球交換士の憂鬱 徳間文庫
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電球交換士の憂鬱 徳間文庫

吉田篤弘(著者)

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電球交換士の憂鬱 徳間文庫

814

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 徳間書店
発売年月日 2018/08/02
JAN 9784198943837

電球交換士の憂鬱

¥814

商品レビュー

3.9

13件のお客様レビュー

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2024/09/22

十文字扉は世界で唯一の電球交換士。メイド・イン・ホンコンの36時間仕様の腕時計をして、仕事をしている。たったひとりで、ただ電球を替える。なんかいいなあと思った。 なぞなぞのような話や盗難事件の真相にせまったり、自分と瓜二つの人の存在を利用してみたり。いろんなことがあったが、物語...

十文字扉は世界で唯一の電球交換士。メイド・イン・ホンコンの36時間仕様の腕時計をして、仕事をしている。たったひとりで、ただ電球を替える。なんかいいなあと思った。 なぞなぞのような話や盗難事件の真相にせまったり、自分と瓜二つの人の存在を利用してみたり。いろんなことがあったが、物語は淡々と進んでいった。 そのなかで、食べ物(ベーコン、カレーライス、玉子サンド)が、読むだけでとても美味しそうな感じが伝わってきた。街の様子を頭のなかで思い描くのも楽しかった。 電球交換士の憂鬱なことは、あることでほぼ解決した。「人は不死身になれなくて憂鬱になるのかと思っていましたが、人を憂鬱から解放して幸福にするのは、限りある時間を生きている、と実感できるときなのかもしれません。」この言葉を読めただけでも、よかったと思った。 読み込めば読み込むほどおもしろさがわかってくるような気がした1冊だった。

Posted by ブクログ

2024/09/21

不死身にはなりたくたいですね。 ヒトは命の時間が限られているから、老いることがてまきるから、色んな事や物が美しいと思えたり、感動できるんだと思いました。

Posted by ブクログ

2022/07/22

「電球交換士」という肩書を持つ十文字という名の男が主人公です。 バー〈ボヌール〉の半永久的常連客で、酒場は好きだが酒は呑めない。 いつも炭酸水を飲んでいて、どこまでも終わりのない電球交換をし続ける不死身の男。 彼の行く先々で、小さな事件が起こり、謎々みたいな、ちょっと愉快であぶな...

「電球交換士」という肩書を持つ十文字という名の男が主人公です。 バー〈ボヌール〉の半永久的常連客で、酒場は好きだが酒は呑めない。 いつも炭酸水を飲んでいて、どこまでも終わりのない電球交換をし続ける不死身の男。 彼の行く先々で、小さな事件が起こり、謎々みたいな、ちょっと愉快であぶない話が続いていきます。 (吉田篤弘さんの場合は、謎解きではなく謎々と言った方がしっくりくるのです。) バーやキャバレーがひしめく一角や、吹けば飛ぶような粗末な映画館、海の近くのサーカス小屋など、まるで古い映画に出てきそうな街に思わず迷い込んだような気持ちになります。 彼は古いものへのこだわりと、新しいものに挟まれ、柔軟性を失いかけていたようです。 「今が楽しいと思えるのは、寿命があるから。 いつか終わりが来るから、今を楽しもうと頭が考えるんです。」 ここに漂うノスタルジックな空気が、本当に大好きです。

Posted by ブクログ

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