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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2018/07/24 |
JAN | 9784041066331 |
- コミック
- KADOKAWA
火の鳥(角川文庫版・新装版)(4)
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火の鳥(角川文庫版・新装版)(4)
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商品レビュー
4.2
7件のお客様レビュー
本作の主役は、我王と茜丸の2人。 生まれたときの事故で片目、片腕を失った我王は恨みのため何人もの人を殺め、盗賊として生きていた。捕らえられ処刑されるところを良弁僧正に救われ、二人は行脚の旅に出る。一方、我王に片腕を切られた仏師の茜丸は、残された腕で彫刻の道を究めようと修業に励...
本作の主役は、我王と茜丸の2人。 生まれたときの事故で片目、片腕を失った我王は恨みのため何人もの人を殺め、盗賊として生きていた。捕らえられ処刑されるところを良弁僧正に救われ、二人は行脚の旅に出る。一方、我王に片腕を切られた仏師の茜丸は、残された腕で彫刻の道を究めようと修業に励んでいたが、時の権力者橘諸兄から ”鳳凰” を彫れと命じられる。鳳凰ができず罰せられるところを諸兄のライバル吉備真備に救われた茜丸は、夢で鳳凰=火の鳥の姿を見て、見事その像を完成させる。一方、旅をしていた我王は、やり場のない怒りの余り像を彫り出したところ、その才能を良弁に見出される。 2人の才能が世に広まった折しも、2人に東大寺大仏殿の鬼瓦の競作が命じられる。その結果は、…… 二人の歩みが対照的に描かれてきて、鬼瓦の競作の場面で遂に交錯し、そして全く別々の運命になるストーリー展開がドラマティックだし、権力の大きさや我王の怒りをより現すためだろうか、絵柄がかなり劇画的なのが印象深い。また本作では、良弁僧正や我王の夢の中に出てきた火の鳥により語られる「輪廻」について、作者の思想が濃密に描かれているように思われる。 茜丸の恋人?のような少女ブチが可愛らしいのがとても良い。
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「宇宙のなかに人生などいっさい無だ!ちっぽけなごみなのだ!」 だからこそ権力側に媚びたり、自分に嘘ついたりすることなく「世の中の人間どもを生き返らせてみたい気もするのです」というのは、とてもエネルギッシュだと思う。
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生まれてすぐに片目片腕を失い、村人に虐げられ、盗賊に堕ちてゆく我王。 仏師として鍛錬をしてきた茜丸は夜の森で出会った我王に利き腕を切られてしまう。 不思議な出逢いを経て、怒りを糧に仏像を彫る我王。 苦行を経て、仏師として名を馳せる茜丸。 そんな2人が都で再開して。 火の鳥、たぶ...
生まれてすぐに片目片腕を失い、村人に虐げられ、盗賊に堕ちてゆく我王。 仏師として鍛錬をしてきた茜丸は夜の森で出会った我王に利き腕を切られてしまう。 不思議な出逢いを経て、怒りを糧に仏像を彫る我王。 苦行を経て、仏師として名を馳せる茜丸。 そんな2人が都で再開して。 火の鳥、たぶん全巻は読んでいないけど、この巻が1番印象が強い。 子どもの頃は猿田彦って意識して読んで無かったなあ。 本人の思惑や行動の結果でないところで降りかかる不幸と、周囲の悪意がヒリヒリして飛ばし読みしていた冒頭。 ただブチが好きで、我王が作る造形が好きで、何度も読んでた。 改めて読んで、やっぱり好きなところは変わらないけれど、今回は茜丸の変化が刺さった。 名声と共に失われていくもの、手放すことで得るもの。 ずっと未来の話が怖くて読まないようにしている火の鳥。やっぱり通して読むかなあ。
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