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公家たちの幕末維新 ペリー来航から華族誕生へ 中公新書2497
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2018/07/18 |
JAN | 9784121024978 |
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公家たちの幕末維新
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公家たちの幕末維新
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商品レビュー
3.8
9件のお客様レビュー
幕末維新というと薩長史観による尊王の志士の活躍がメインで、他は反動としての幕府・会津史観が散見される程度か、孝明天皇に焦点を当てるものはあったものの、公家史観というものには触れた事がなかった。しかしながら、よく考えてみれば、幕末維新は幕府・薩長(雄藩)・朝廷という3つのプレーヤー...
幕末維新というと薩長史観による尊王の志士の活躍がメインで、他は反動としての幕府・会津史観が散見される程度か、孝明天皇に焦点を当てるものはあったものの、公家史観というものには触れた事がなかった。しかしながら、よく考えてみれば、幕末維新は幕府・薩長(雄藩)・朝廷という3つのプレーヤーによって展開されているわけで、これまで見落とされていたというか無視されていた朝廷・公家に焦点を当てるというのは当然の事ながら必要な作業である事に気づかされる。 一般的には、朝廷・公家は常識ハズレの世間知らずな攘夷を唱えて、幕府と薩長の間を右往左往するといったイメージで語られる印象があるが、本書を読むと朝権伸張のために朝廷内部で公武合体派と過激攘夷派が各々で幕府や長州そして雄藩との連携を模索し、熾烈な駆け引きや権力闘争の攻防をしていた事がわかる。ただし、維新後には時代の変化に取り残され、上級公家のみが華族として生き長らえるのみという顛末となってしまうわけだが。 あらためて感じたのは、武力を持たない朝廷が幕末の動乱において政治力のみでよく潰されずに生き残れたという事である。そこにはやはり天皇の権威というものが大きく影響しているわけだが、必ずしも天皇個人の意思が反映されているわけでもないところが興味深いというかどう考えたらよいのか。それは明治以降も大正・昭和も同じであり、形式上は統帥権を持ち軍隊を動かせる天皇個人の意思が必ずしも反映されているわけではないという、さらに摩訶不思議な現象として歴史が再現されてしまったような気がしてならない。
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- ネタバレ
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幕末の動乱を、公家に焦点を当てて叙述している。公家たちの人間ドラマなど勉強になったし、やはり条約勅許の時の盛り上がりがすごかったのと、それですごくなりすぎちゃったのに孝明天皇がついていけなくなったのかなあと思った。三条実美は江戸に来てたんだね。あと、和宮のその後気になる。
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幕末維新の頃、公家たちは何をしていたのか。これまで、優柔不断な脇役として描かれてきた彼らが、日本史の画期に奔走した軌跡を追う
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