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選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子
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選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子

河合香織(著者)

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選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2018/07/01
JAN 9784163908670

選べなかった命

¥1,870

商品レビュー

4.3

49件のお客様レビュー

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2025/05/12

異常なしの診断を信じ出産した子どもに障がいがあって合併症で3カ月半で死亡した。両親は医師と医院を提訴したがメディアにバッシングされる。診断されていなかったら産んでなかったのか・・・そのために任意である出生前診断なんだからそうだろうとも思う。産まれてきた子どもの苦しみに対する謝罪が...

異常なしの診断を信じ出産した子どもに障がいがあって合併症で3カ月半で死亡した。両親は医師と医院を提訴したがメディアにバッシングされる。診断されていなかったら産んでなかったのか・・・そのために任意である出生前診断なんだからそうだろうとも思う。産まれてきた子どもの苦しみに対する謝罪が欲しいという両親の気持ちは分かる。

Posted by ブクログ

2024/11/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

実際にあった一つの裁判事例をもとに1冊ができている。 2011年 北海道 えんどう桔梗マタニティクリニック NT肥厚を認め、羊水検査を実施するも異常なしと告げられる。その後出産してみると児はダウン症だった。検査結果を謝って伝えてしまったという。 その児は、重篤な合併症を煩い、わずか3ヶ月で苦しみながらこの世を去ってしまう。 それに対して、選択する自由を奪われたと両親に対しての慰謝料と子供自身の苦しみに対する慰謝料。 医療者として働く身として、このような事例は本当に怖いし、当事者だった時、裁判という重さを感じ、医療者側の立場も気持ちを痛いほど理解した。きっと夜も眠れず、苦しんでいたのだろう。 こういうヒューマンエラーを起こさないための対策は今後も講じていかなければいけないと思った。 同時に、急なダウン症、そして重篤な疾患。ただでさえ産後のメンタルは不安定なのに、受け入れられないよなと思った。だから、この本を読んでひかるさんはすごく、考えて考えて考えることから逃げないで強い心を持っている方だなと思った。 結果は、両親に対する慰謝料を認めた形で勝訴。1000万円の支払いが認められた。しかし、ひかるさんの望む、天聖くん(子供)の慰謝料は認められなかったという。それに対して、勝訴だけど天聖に謝ってもらえなかったのが残念と記されている。 医療の進歩によって現在の生殖医療のあり方はだいぶ変わってきていると身に染みて感じている。40代の分娩なんてよくあることだし、生殖補助医療を使用した妊娠が珍しいことではなくなっている。同時にダウン症の出生率は上がるどころか減っているという文章を見て、命を選ぶという行為に対して抵抗はあるが、今の社会の変化として、20代に子供を産むことが難しくなってきており、昔とは異なっているのだから、出生前診断は今の社会に適しているのかも知れないと思った。 出生前診断と同じではないかと強制不妊の例が挙げられていた。今の日本では考えられない本人の同意のない手術が行われて何年も苦しんでいる人がいるという事実を知りとても驚いた。でも、出生前診断とは違うんではないかなと思ってしまった。今でもその気持ちは変わらないが、その卑劣な強制不妊と同等の行為であるとも捉えている人がいるというのも事実。 すごく考えさせられる一冊だった。 自分は出生前診断をするだろうか。障害があるとわかっていて、それを選択できる世の中で産んで育てる選択ができるだろうか。 きっとできない。

Posted by ブクログ

2024/10/07

出生前診断でダウン症だと結果が出ていたのに医師のミスで問題ないと伝えられた人の話 結局子供は生まれた後に苦しんで 3ヶ月後に亡くなってしまった 2011年のお話 そもそも自分は出生前診断の存在も知らなかったし その結果によって中絶することができるということも知らなかったので勉強...

出生前診断でダウン症だと結果が出ていたのに医師のミスで問題ないと伝えられた人の話 結局子供は生まれた後に苦しんで 3ヶ月後に亡くなってしまった 2011年のお話 そもそも自分は出生前診断の存在も知らなかったし その結果によって中絶することができるということも知らなかったので勉強になった 厳密に言うと 障害児だということを理由にして充実することはできないらしいけど経済的理由ということにして中絶をみんなしているらしい 出生前診断を受け取る人の割合を調べると20代だと15%で40代だと50%ぐらいらしい 出生前診断で陽性が出た人の9割は中絶をしているらしい そういう状況を見てダウン症の人は自分なんか生まれてこない方が良かったのかと悲しんでいるらしい。それはそう思うよな。 ーーー 医師は2枚ある検査レポートの1枚目しか見ていなかったとのこと 慰謝料として1000万を請求した 300万円で示談にならないかと連絡が来たけど断った ーーー そもそも 刑法では中絶は罪になる しかし 母体保護法 というのがあってそちらで 免責されている状態 正しい そこでの理由も経済的理由か 身体的理由 のみが認められている ーーー 1940年に国民 優生法ができた。これは産めよ殖やせよが背景。中絶は禁止される一方で、障害者に対する不妊手術が積極的に進められるものだった。 1948年に 優生保護法が成立した。ベビーブームで人口が増えすぎたこともあり 中絶が認められるようになった。 1968年に出生前診断が可能になって、障害児かどうかがわかるようになった 1996年に母体保護法ができた。ここで完全に優生思想的な考えが排除された。 1948年から1996年までの間で強制的に国に不妊手術を受けさせられた人が16000人もいる ーーー 裁判をするにあたっていろいろな医師に協力を仰いだが 返事がなかった 一人だけ 話は聞いてくれたが その後に連絡が取れなくなった 後で分かったことだが その医師は 医師会 に警告を受けていたらしい。協力すると 医師会 を除名されると。自分の患者を守るために仕方がなかったとのことだった ーーー 結果 1000万の支払いは認められて勝訴した しかし 誤診と出生の因果関係は認められなかった 誤診がなかったとしても産んでいた可能性があるから ただ その選択の機会を奪われたという意味で勝訴した ーーー 母親は裁判で誤診 がなければ中絶していたと断定をすることができなかったと語った 断定していた方が 裁判の結果はもっと良かった可能性はあるがそうはできなかったらしい 自分の気持ちに嘘はつけないから ーーー

Posted by ブクログ