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日本につけるクスリ
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日本につけるクスリ

安部敏樹, 竹中平蔵【著】

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日本につけるクスリ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売年月日 2016/12/15
JAN 9784799320013

日本につけるクスリ

¥1,650

商品レビュー

3.8

11件のお客様レビュー

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2021/11/20

診断編はわかりやすかった。 税金は、一人でできないことをみんなで実行するためにに必要なもの。年金は生きるリスクに備える保険だと考えるとやはり、寿命が伸びたら、働けるうちは働かなくては、国の成長はないんだろうなぁ。 格差は、受け入れなくてはならないが、貧困という絶対的に困ってい...

診断編はわかりやすかった。 税金は、一人でできないことをみんなで実行するためにに必要なもの。年金は生きるリスクに備える保険だと考えるとやはり、寿命が伸びたら、働けるうちは働かなくては、国の成長はないんだろうなぁ。 格差は、受け入れなくてはならないが、貧困という絶対的に困っている状態をなくすことが必要なのに、日本は「貧困」を明確に把握できていないし、その言葉も忌み嫌ってる⁈ 政治は、政治家の票田獲得のため特定の利権に走り、ルールを作る官僚に権威があり、終身雇用の仕組みがあるため、良い政策が出てこない。 メディアは、反権力という権力になってしまっている。メディアが知識を提供し、その知識を組み立てて知恵にする方法を教育が教える事が必要。 教育は、お金がかかるのに日本は割安。完成されたものを分解するのでなく、つくりながら学ぶ結論までのプロセスを指導できる人が必要。社会人になっても学び続けることが必要。 処方箋は、分配のためにも経済成長が不可欠。経済成長に介入せず、減税し、起業を高めるために、赤字企業を退出させる勇気が必要。 経済成長の設計と分配の機能は別である。経済成長の設計に小さい政府を貫くことが、政治家の補助金=権力である限り、日本はできない。起業する会社も少ない分、倒産する会社も極めて少ない。 ヒエラルキー型だと数が少なく、クレーマーの可能性もあり評価の質が低いが、ネットワーク型になれば、取引の数が評価の数となり質も高く、数も増える。変革のためには特区を活用する。 割引率が高いとは、将来の価値を今より大きく割り引いて小さく見積もる=今が大事。 割引率が低いとは、将来の価値を今より割り引かず、大きく見積もる=今と同じく将来も大事。 リスクが高いことにチャレンジする時、意識的に将来の割引率を低く設定するには、知ること、理解することができるか? サラリーマンになって能力開発を行い、自らジョブチェンジしてもお金を稼げる人になる。 高齢者の医療費を減らすには、医療費を上げて、予防に使う。 老害にならないように尊敬される人になるには、「傾聴する力」「何歳になってもリスクを取って挑戦できる人」になる。 新陳代謝の高い市場とする。 そのために思考停止に陥らない思考のクセ 期待値の下方修正をしない。自分以上に自分に期待できる人間はいない。 ラベリングの罠にハマらない。人の評価のレッテルに左右されない。 問題をゼロにしようとしない。問題が起こらないようにするためにはどうするか、ではなく、問題が起きたときにどう解決するか。 判例法の国のように事前規制より事後チェックの方が生産的である。 問題の構造をメタ認知する。 当たり前を捨てて、どうあるべきかをゼロから組み立てるのも、大事な考え方。 アジェンダを明確にする作業を怠らないこと。 前提条件をすり合わせること。 どの時点で結論が分岐したか、確認する。 しかし、処方箋は難しいなぁと思いつつ、

Posted by ブクログ

2021/11/09

・『日本は「かつて豊かな国だった」になる』 20世紀初頭、アルゼンチンはフランスやドイツよりも裕福な国でありヨーロッパ中の農家が出稼ぎの船に乗ってたどり着く、夢と希望の国であった。 50年前、スウェーデンは離婚が多く、性に関するモラルが低い国と認識されていた。 40年前、イギリス...

・『日本は「かつて豊かな国だった」になる』 20世紀初頭、アルゼンチンはフランスやドイツよりも裕福な国でありヨーロッパ中の農家が出稼ぎの船に乗ってたどり着く、夢と希望の国であった。 50年前、スウェーデンは離婚が多く、性に関するモラルが低い国と認識されていた。 40年前、イギリスは高い社会福祉費の為に財政は逼迫され、経済は停滞し、社会は荒れていた。ヨーロッパの癌のような存在であった。 ・『税金とは?』 一人でやれないこと みんなでやったほうがいいこと みんなでやらないとできないこと これらを実行するためにある。 ・『メディアに必要なのは中立ではなく、特定の利害から独立すること』 いまの日本のメディアは「反権力という権力」。 ジャーナリズムとは権力から距離を置くこと、そして同時に大衆から距離を置くこと。 ・『教育』 絶対的な答えのない問いを教えられるよう、結論だけではなく結論までのプロセスを指導できる教員を増やすことが必要。 アクティブラーニングの必要性。 ・『高齢化社会』 60代と90代を高齢者とひとくくりにした制度には改善の余地がある。 高齢者が増えるほど、社会全体の格差は拡大する。日本の格差拡大のかなりの部分は、じつは高齢化によってもたらされている。 ・『老害にならないために』 傾聴する力がある人。 何歳になってもリスクを取って挑戦できる人。 ・『変化を起こす人の思考法』 最初から問題をゼロにしようとせず、問題が起きたときにどうするかを考える。 常に制度の前提を疑い、時代の変化に適応した制度をゼロベースで考える。 ・『日本につけるクスリ』 社会全体に対して当事者意識を持ち、痛みも含めてみなと共有し、ともに未来を作り出していける市民や国民をできるだけ多く生み出していくこと。

Posted by ブクログ

2020/07/19

読んでよかった。 日本の政治や経済に課題感を持ちつつ、構造が複雑で理解できない、何かしたいけど何からやればいいかわからない、って人に読んでほしい。

Posted by ブクログ

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